宮城・河北新報社から、地域赤十字奉仕団が取材を受けました
東日本大震災の被災地で、4回炊き出し支援を行った本県の地域赤十字奉仕団が、宮城県の河北新報社から取材を受けました。
この取材は、日本赤十字社宮城県支部の「東日本大震災から10年プロジェクト」の一環で行われたもので、東日本大震災で被災地支援を行った様々な支援者に対し、当時の様子や活動、被災地への思いなどを取材するものです。
12月10日に行われた取材には、炊き出し支援活動に参加した本県の地域赤十字奉仕団員5名が参加。宮城県で4回実施した炊き出し支援の概要や炊き出しメニュー、被災者との交流を目的とした阿波踊りなどについて、当時の写真や映像を交えながら、熱心に説明する奉仕団員の姿が見られました。
記者による取材終了後、動画撮影のため、第一次大戦時に板東俘虜収容所があった鳴門市ドイツ村公園へ移動。「人道・博愛」の精神に基づく施設運営が行われた同収容所跡地を当支部では「赤十字ゆかりの地」に指定しておりますが、その収容所の松江豊寿所長が福島県の会津出身です。
東北とつながりのある「赤十字ゆかりの地」から、地域赤十字奉仕団員が「収容所での人道の心は、現在の私たち赤十字奉仕団の心にも脈々と受け継がれている。これからも宮城県の皆様と心の交流を図っていきたい」とメッセージを発信し、取材を終えました。
当時の炊き出し支援の映像を確認しながら取材対応
応援フラッグに寄せ書きを行う本県地域赤十字奉仕団の藤田育美委員長
東日本大震災被災者の方々に向けてのメッセージの撮影