共に生きる心を通わせ ―福祉体験学習を実施しましたー

 日本赤十字社徳島県支部では、小学校等における総合的な学習の一環として福祉体験学習を実施しています。「高齢者疑似体験」などを通して身の回りにいる高齢者やその暮らしについて理解を深め、いのちと健康を大切にする心を育みます。

 5月31日(水)、徳島市沖洲小学校の5年生を対象として福祉体験学習を実施しました。徳島市地区赤十字奉仕団沖洲分団の皆さんにもご協力いただき、「高齢者疑似体験」、「アイマスク体験」、「車イス体験」の3つを体験。

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 「高齢者疑似体験」は、重りや関節の動きを制限するサポーターなどの様々な装具を身に着けることにより、高齢になったときの運動機能(関節の拘縮・筋力低下)や感覚・知覚(眼、耳などの感覚機能)の変化を疑似的に体験します。

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 「アイマスク体験」では、アイマスクを装着し、白杖とペア(介助者)のサポートを受けながら、障害物が置かれたコースを進みます。見えない世界を感じとり、目の不自由な人の気持ちを体験的に理解します。

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 「車イス体験」は車イスの操作・試乗を通して、車イスを使っている人の気持ちを考えるとともに、サポートをすることによって配慮についても理解を深めます。

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 参加した児童からは「重りがめっちゃ重くて、腰が痛い!」という率直な感想や、「お年寄りや障がい者のことがよく分かったので、優しく支えたい」などの心温まる声が聞かれました。