中学生が防災セミナーで「自助・共助」力アップ!!

 6月20日(火)、佐那河内中学校の1年生を対象に赤十字防災セミナーを開催しました。地元の赤十字奉仕団の皆さんも応援に駆けつけ、災害用移動炊飯器とハイゼックス(災害用炊飯袋)を活用した「炊き出し」と防災学習「非常持ち出し品を考えよう」を実施。

 はじめに災害用移動炊飯器の特徴について学びました。また、移動炊飯器を実際に持ち上げて、どれくらいの重さなのか体感。女生徒2人で運ぶことができました。

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 役割を分担しながら組み立てていただきました。

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 釜の準備が整ったところで、続いてはハイゼックス(災害用炊飯袋)の準備です。奉仕団員から説明やアドバイスを受けながら非常食作りを行いました。

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 その後、日本赤十字社徳島県支部職員が「赤十字活動」、「防災」について講演。医療救護や義援金の受付など、災害時に赤十字が担う役割について学習しました。また、大雨・土砂災害の危険性がある地域として、災害からいのちを守るために知っておくべきことや避難時のポイントについて理解を深めました。

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 災害への備えの大切さについて学んだ後は、非常持ち出し品として何が必要なのか考えました。避難所で必要なものだけでなく、悪天候には長靴やレインコート、夜間では懐中電灯や予備電池など、避難時に使うものも必要となります。また、年齢や性別、個人によって準備するものも変わってくるという説明を聞き、生徒たちは真剣な様子で自分ならこれが必要というものを考えていました。

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 お待ちかね、炊き上がったお米の実食です。自分たちで炊き、握ったおにぎりは格別です。災害時、食は何よりの楽しみであり、生きる糧。温かいご飯を食べられることへの感謝を改めて実感する機会となりました。

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 今回の防災セミナーで学んだことを有事の際にも発揮し、心強い存在となってくれることでしょう。