~AEDの一般使用が認められ、今年で20年~「救急の日」にAED管理担当者等の研修会を開催
日本赤十字社徳島県支部では9月9日の「救急の日」に合わせ、「赤十字AED」を設置している地区・分区(赤十字の市町村組織)の管理担当者等を対象とした研修会を当支部事務局で開催し、県内各地から29名が参加しました。
この研修会は、AED(自動体外式除細動器)の一般使用が認められて今年で20年の節目を迎えたことを受け、今一度、心肺蘇生とAEDが適切に実施できる知識と技術を身に付けるとともに、AEDの管理方法を再確認することで、更なる救命率の向上を図ることを目的として開催したものです。
参加者はAEDの必要性やAEDにより救命された事例などを学んだ後、AEDが正常であることを示すランプの目視確認や傷病者の胸に貼る電極パッド、バッテリーの交換方法などを確認。その後、蘇生人形を使って、胸骨圧迫やAEDの使用方法の実技訓練に挑みました。
参加者からは、「AEDの点検方法や消耗品の交換方法を実際のAEDで確認できたのでよかった」「いざという時には、今日学んだことを活かして職員で連携して尊い命を救いたい」などの声が聞かれました。
当支部では、AEDの一般使用が認められた翌年から、多数の人々が集まる公共施設等を中心に地区・分区と連携してAEDを設置しており、現在75台を各地域に設置しています。
今後も赤十字救急法等の講習を通して、心肺蘇生やAEDの使用方法を多くの方に知っていただき、万一の際に尊い命が救われるよう、更なる普及を図っていきたいと考えています。