概要
「赤十字子供の家」のご案内
赤十字子供の家は、児童福祉法(第27条)の規定に基づいて、東京都児童相談所から家庭環境等により、施設での保護養育が必要として措置された子どもたちをお預かりする、同法(第41条※)に基づく児童養護施設です。
※第41条 児童養護施設は、保護者のない児童(乳児を除く。ただし、安定した生活環境の確保その他の理由により特に必要のある場合には、乳児を含む。以下この条において同じ。)、虐待されている児童その他環境上養護を要する児童を入所させて、これを養護し、あわせて退所した者に対する相談その他の自立のための援助を行うことを目的とする施設とする。
- 設置法人
赤十字子供の家を設置している法人は、「日本赤十字社」です。 - 運営
赤十字子供の家を運営しているのは、「日本赤十字社東京都支部」です。
沿革
- 昭和23年10月
- 財団法人同胞の会常任理事中山君代氏が、日本赤十字社伊藤副社長を訪ね養護施設設立の事業の引継ぎ方を懇請
- 昭和25年4月1日
- 児童福祉法第41条による養護施設として東京都の認可、開設(世田谷区桜丘)認可定員34名
- 昭和25年4月11日
- 収容開始
- 昭和25年7月20日
- 診療所施設許可(内科、外科、小児科)都知事(衛医収第1805号)
療所施設使用許可(収容施設1室4床)都知事(衛医収第1805号の1)
- 昭和27年2月12日
- 結核予防法による指定医療機関に指定に指定 都知事(衛医収第1502号)
- 昭和31年6月30日
- 施設内容変更認可(建物の増改築・収容定員40名)
- 昭和39年10月2日
- 本館改築
- 昭和47年3月31日
- 児童保育棟の増設
- 昭和57年4月1日
- 武蔵野市へ改築移転
- 平成12年4月1日
- 創立50周年を迎える
- 平成14年2月1日
- グループホーム(エトワールフィユ山﨑)開設
- 平成18年8月13日
- 小規模グループ化を設置
- 平成28年2月1日
- グループホーム(さくら)開設
- 平成30年2月1日
- 新園舎に移転
- 令和年6年4月1日
- グループホーム(旧エトワールフィユ山﨑・現ほし)移転
基本理念
日本赤十字社の使命(わたしたちは、苦しんでいる人を救いたいという思いを結集し、いかなる状況下でも、人間のいのちと健康、尊厳を守ります。)を理念の基本に置き、次の養護理念に基づいて養護を行います。
「生きる力を育み、自立へと共に歩む」
- 人間のいのちと健康・尊厳を守る
- 子どもの利益を最優先した支援を行う
- 子どもと家庭の関係を大切にする
- 子どもの自己決定と主体性を大切にする
- 子どもの発達支援・自立支援を行う
- 信頼できる職員であり、安心できる生活を提供する
私たちが大切にしたい思いです。
- 子どもをかけがえのない存在として尊重し、そのいのちと人権を守ると共に、職員一同が権利意識を持ち権利擁護に努めます。
- 子どもの自己実現に向け、安全安心な養育環境を提供し、決して不利益を被ることが無いように最善の利益を追求していきます。
- 子どもだけでなく、子どもにとってかけがえのない家族、家庭との関係を大切にし、今後を見据えたサービスの提供を考え、支えていきます。
- 子ども自身が自立する力を育むため、生活のあらゆるところで自分の考えを表現し、選択、判断できる機会を保障し大切にしていきます。
- 子ども一人ひとりの成長、発達を見つめ、その特性に応じて、言語や身体、情緒、社会性など諸機能の発達を促し、個々の成長力を引き出し、自立に向けて支援していきます。
- 子どもたちの生きる力を育むために、“愛されているんだ”“生まれてきてよかった”と感じられるよう、職員は安心して身を委ねられる存在であることや信頼できる職員であることに努めます。