令和3年度第3ブロック(中部ブロック)支部合同災害救護訓練を開催しました

日本赤十字社は災害における被災者救護の使命と指定公共機関としての立場から、赤十字関係団体が一体となって、不時の災害に備えています。中部ブロック8県(富山、石川、福井、長野、岐阜、静岡、愛知、三重)では、毎年災害救護訓練を実施しています。今年度は、10月17日(日)に富山県が中心となってWebを使用した災害救護訓練を行いました。
 
今回の訓練では、避難者への巡回診療について、感染防止のため各救護班はそれぞれの支部・病院からWebで参加し、避難所にいる避難者の状況がカード設定されている内から、医療ニーズをピックアップして診療につなげるという形をとりました。
避難所リーダーや保健師から必要な情報を収集し、医療ニーズに応じた適切な救護活動を行うため災害診療録2018(※1)作成や、避難所毎の情報をJ-speedアプリ(※2)を使用し災害対策本部へ入力報告など実際の出動時を想定したシミュレーションを行いました。

※1災害診療録2018とは・・・東日本大震災(2011 年3月)の教訓を受けて、様々な診療録が使われることにより、診療の継続性が担保できない、疾病集計ができない等々問題があったため厚労省で開発された統一様式による診療記録用紙

※2 J-speedとは・・・災害診療記録を情報源として集計された医療ニーズ情報を現場
から本部につなぐ役割を果たす。災害診療録のデータを入力することで、避難所状況
が日別、週別、月別で集計することができるアプリ。被災者に継続的かつ効率的に医療の
提供が可能となる

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