県内初! 園児向け防災講習「ぼうさいまちがいさがし きけんはっけん!」を行いました。
平成30年10月17日(水)、長門市立三隅保育園にて、年中・年長園児さん50名を対象に、長門市三隅赤十字奉仕団協力のもと、園児向け防災教材「ぼうさいまちがいさがし『きけんはっけん!』」を活用した防災・減災講習を行いました。
日本赤十字社では、特に東日本大震災以降、子どもたちが自分で自分の命を守れるようになるための防災・減災教育に力を入れています。
小・中・高校向けの教材「まもるいのち ひろめるぼうさい」に続き、新たに幼稚園・保育所向けの教材「ぼうさいまちがいさがし『きけんはっけん!』」が完成し、山口県内ではこの教材を使用して初の開催となりました。
また山口県支部では、これまでに幼稚園・保育所の先生を対象とした防災講習を実施してきましたが、園児を対象にしたのはこれが初めてです。
講習のはじめに、赤十字マークを見た子ども達は「病院だ!」元気に教えてくれました。
病院も含め、このマークには苦しんでいる人を助ける意味があるということなど、赤十字マークの意味や、赤十字のお仕事のお話をしました。
次に「ぼうさいまちがいさがし『きけんはっけん!』」を使い、災害にはどのようなものがあるのか、災害が起こったら家や園の周りでどのような被害が起こるのかを考えてもらいました。子どもたちからは「雨!」「地震!」「橋がくずれる!」等たくさんの答えが挙がりました。
続いて、教室のイラストを見せて、「地震が起こった時の危険なところ(場所・行動)」を問いかけると、園児たちは、「本が落ちてくる!」「ドアが壊れる!」等様々な「危険なところ」を発見しました。
ひと通り意見が出尽くした後は、答えのイラストを示し、園児が発見できなかった「危険なところ」も確認し合いました。
まとめとして、「危険なもの(倒れてくる、落ちてくる、動いてくる)から離れる」、「頭や体を守る」ことが自分の身を守るために大切であることを伝え、更に避難する際には「お」「は」「し」「も」(押さない・走らない・喋らない・戻らない)」が大事で、絶対に「先生の言う事を聞く」ことを園児のみなさんと約束をしました。
最後に、園の先生の指導で、地震の際に身を守るための「ダンゴムシのポーズ」をみんなで練習し、講習を終えました。
今回一緒に参加した長門市三隅赤十字奉仕団員からは「子どもたちが危ないところや机の下に隠れることを自分らで考え、発表していたのは驚いた。」「今日体験したことを忘れないで欲しい」といった感想がありました。