JRC加盟園の野田学園幼稚園が、東日本大震災10年を機に防災・減災講習を実施しました
令和3年3月8日(月)、認定こども幼稚園野田学園幼稚園(山口市)にて、年長園児101名を対象に、日赤の幼稚園・保育所向け防災教材「ぼうさいまちがいさがし きけんはっけん」を活用した講習が実施されました。
日本赤十字社では、特に東日本大震災以降、子どもたちが自分で自分の命を守れるようになるための防災・減災教育に力を入れています。
小・中・高校向けの教材「まもるいのち ひろめるぼうさい」に続き、平成30年に幼稚園・保育所向けの教材「ぼうさいまちがいさがし きけんはっけん」を制作し、全国でこの教材の活用を呼びかけています。
教材は、様々な自然災害の様子をA1サイズのイラストシートに表し、子どもたちの正しい行動、間違った行動を描いています。
この度は地震災害のシートを使って講習が行われました。
部屋の中で棚が揺れているそばで身を守れていない人、忘れ物を取りに建物の中に戻ろうとしている人などを見つけ、「まちがっている」行動を指さします。
また「このイラストの中で、地震が起こった時に危ないところはどこですか」と問いかけ、園児たちは、「本が落ちてくる!」「ドアが壊れる!」等様々な「危険なところ」を発見しました。
最後に緊急地震速報を聞いたとき、素早く机や椅子の下に隠れ頭を守る練習も行われました。
受講した園児は、「見つけられて楽しかった。地震が起きたら机や椅子の下に隠れます」と話してくれました。