日本赤十字社が現地の赤十字社・赤新月社を支援して人道課題に共に取り組む二国間事業への派遣です。
難民支援として病院や診療所で医療活動を行なう事業をはじめ、水・衛生環境の改善や気候変動で高まる自然災害への防災能力を強化する開発協力、また、災害後の復興フェーズにおける公衆衛生分野での支援など、現地のスタッフやボランティアと協同しながら、人びとのいのちと健康、尊厳を守り、地域コミュニティのレジリエンスを高める様々な活動を行なっています。
難民「パレスチナ・シリア難民への支援」~レバノン中東地域代表部からの報告~
難民支援を行なうレバノン中東地域代表部の様子です。現場やチームの雰囲気、活動内容などをご覧いただけます。
- 首席代表
日本赤十字社現地代表部の管理運営の全般を担います。事業や総務を総括し、安全管理を実践するものです。さらに、国際赤十字・赤新月社連盟や赤十字国際委員会、現地の赤十字社・赤新月社、関係機関と調整や協議を行ない、地元の人びとと地域コミュニティの人道課題に応えます。
- プロジェクトマネージャー、事業管理要員
現地の赤十字社・赤新月社と協力して、主に事業や活動の計画づくりや進捗管理、実施促進をはかり、人道課題に取り組む地元のキャパシティを向上させるように支援します。
- 医療職
病院や診療所、巡回診療での医療活動を通じて疾病に苦しむ人たちを救い、技術指導を行ないながら現地の医療スタッフやボランティアの能力強化に貢献します。
主な対象職種:医師、看護師、総合職など。
- 保健要員
衛生環境の向上や疾病の予防など地域保健の状況が改善されるよう、現地のスタッフやボランティアたちに技術的な指導や助言を行ない、活動を支援します。医療職以外にも、公衆衛生の知識と経験を有する総合職が従事しています。
- 多様な分野の国際要員
防災やWASH※、PSS※などの専門知識と経験を積んだ国際要員が現地の赤十字社・赤新月社を支援して活躍しています。
- Water and Sanitation, Hygieneの略。給水や排水、廃棄物処理の環境を整え、衛生状態を改善する活動のこと。
- Psychosocial Supportの略。心理社会的支援のこと。