【速報19】ウクライナ危機: 国際赤十字に10億円の追加資金援助を実施

 日本赤十字社は、ウクライナでの人道危機対応及びウクライナからの避難民を受け入れる周辺国とその他の国々における赤十字の救援活動を支援するため、国際赤十字・赤新月社連盟(連盟)、赤十字国際委員会(ICRC)の緊急救援アピール(資金援助要請)に対して、10億円の追加資金援助を実施しました。 連盟とICRCに5億円ずつ送金し、各地で赤十字の中立な人道支援活動に使用されます。これまで、日本赤十字社から連盟とICRCへ送金した合計額は472000万円(連盟・ICRCともに236000万円ずつ)にのぼります。

 3月2日から受付を開始しました「ウクライナ人道危機救援金」は、50億円を超えるご寄付をお寄せいただいております。多くの皆さまから赤十字活動へのご理解とご協力をいただき、誠にありがとうございます。継続的なご支援の下、国際赤十字を通じた援助ができておりますことに、心より感謝申し上げます。

画像 ウジュホロド(ウクライナ)での物資配布の様子

■ウクライナ人道危機に対する赤十字の主な活動実績(2022年2月~5月)

ウクライナ国内

 ウクライナ赤十字社とICRCを中心に、8,000人以上のボランティアと共に、ウクライナ全土に広がるネットワークを通じて紛争地の最前線で被災者の命を救う支援を行ってきました。

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画像 首都キーウ周辺で救援活動を行うウクライナ赤十字社の職員

ウクライナ周辺国及び危機の影響を受ける地域

 ウクライナ人道危機は「ヨーロッパ最大級の人道危機」とも呼ばれ、ウクライナ国内のみならず、周辺国やその他ヨーロッパの地域を中心に大きな影響を及ぼしています。世界各地の赤十字社・赤新月社、連盟、ICRCは拡大する人道危機に対し一丸となって支援を行ってきました。(赤十字ボランティア 114,826人、緊急対応要員 521人、47か国の赤十字社・赤新月社 2,021支部)

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画像 チャイルドフレンドリースペースにて子どもと遊ぶ連盟の職員

 ウクライナ国内外、危機の影響を受けた人々への支援は、今後何年にも亘り必要になると言われています。国際赤十字は引き続き、状況とニーズに合わせた、様々な支援を展開する予定です。これからも国際赤十字を通じた支援、そして日本赤十字が行う支援を継続できるよう皆様の温かいご支援をよろしくお願いいたします。

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「ウクライナ人道危機救援金」

受付期間: 2022年3月2日(水)~2022年9月30日(金)

使途  : 国際赤十字・赤新月社連盟、赤十字国際委員会、および各国赤十字・赤新月社が実施する、ウクライナでの人道危機対応及びウクライナからの避難民を受け入れる周辺国とその他の国々における救援活動を支援するために使われます。