【速報】南米エクアドルでM6.8の大地震が発生、現地赤十字社が救援活動中
2023年3月18日現地時間午後12時12分(日本時間19日午前2時12分)、南米エクアドル共和国のグアヤス県南部を震源とするマグニチュード6.8の大きな地震が発生しました。
この地震により複数の建物に被害が出ており、少なくとも15人が死亡し、400人以上が負傷したと報道されています。
地震に加えて同国沿岸部では現在豪雨の影響による洪水が起きており、現地エクアドル赤十字社は地震の救援活動を実施しながら、洪水被害にも対応しています。
エクアドル赤十字社の活動
エクアドル赤十字社は、発災後すぐにSNSで地震にかかる情報を広く発信し、余震についても備えるように人びとに呼びかけました。
また、エクアドル赤十字社は、発災後すぐにボランティアを被災地に派遣し、ニーズの調査や基本的な応急処置、こころのケア等を行いました。これまで150人のボランティアが被災地で活動しています。
応急処置を施すエクアドル赤救急隊員©エクアドル赤十字社
ボランティアの中には、救急隊の資格を持つ人たちが21人います。これまで、7台の救急車を使用し、現場で必要な応急処置を施しました。
そのうち特に高度な治療を必要とする被災者は、サンタ・ロサ空港から二次医療を受けられる病院に小型飛行機で搬送し、適切な処置を受けられるように手配しました。
また、エクアドル赤十字社は洪水のあった被災地域でも救援活動を行っています。
洪水で身動きが取れなくなった人々の搬送や、被災地域の1つチョネ地区では安全な水を提供しています。
助けが必要な人の搬送を実施©エクアドル赤十字社
チョネでの給水支援活動©エクアドル赤十字社
エクアドル赤十字社は現在国際支援を求めてはいませんが、現地では同時に二つの災害への救援活動が続けられています。
日本赤十字社は国際支援の要請時に迅速な支援が実施できるようこれからも国際赤十字・赤新月社連盟及び現地赤十字社からの情報収集に努めます。