【速報】ハワイ・マウイ島山火事:ここ100年で米国最悪の山火事、米国赤十字社は避難民支援に注力
アメリカ合衆国ハワイ州マウイ島で8月8日に発生した山火事により、歴史ある町ラハイナが壊滅的な被害を受けました。何百もの家屋や建物が焼失し、12日までに93人の死亡が伝えられています。
アメリカで起きた山火事としては、この100年あまりで最悪の被害になっていると言われており、犠牲者はさらに増えるおそれがあります。
地元当局は捜索・救助活動の態勢を強化しており、米国赤十字社ハワイ州支部の職員やボランティアは、火事の発生当初から24時間体制で支援を実施しています。
米国赤十字社ハワイ州支部の活動
山火事発生後すぐ、米国赤十字社ハワイ州支部は避難所を開設し火事から逃れてきた人々が過ごすための場所を提供しています。避難所では島々にあらかじめ配置している災害用物資、食べ物やこころのケアなどを提供しています。州政府と協力して、マウイ島だけではなくオアフ島でも緊急避難所を開設していますが、オアフ島の避難所では、火災から安全を求めて避難してきたマウイ島の住民や観光客を支援しています。
避難所の受付の様子©米国赤十字社
マウイ島に住んでいるボランティアだけではなく、他の島々や他の州から米国赤十字社の災害ボランティアが集まってきており、今後の対応も拡大していく予定です。
北カリフォルニア州支部のボランティアのメーガンさんもその一人。「私は今、赤十字の緊急対応を支援するため、ハワイ行きの飛行機に搭乗するのを待っているところです。私の家族はラハイナに住んでいたことがあり、マウイ島沖の海では、息子が泳ぎやシュノーケルを学んだり、教会でフラダンスを踊ったりしたことがありました。マウイ島に住んでいる人々が今どのような気持ちなのか、心痛の大きさを思うと、胸が苦しいです。この対応に当たるチーム全員で力を尽くして人々を助け、赤十字の使命を果たしたいと思っています」。
米国赤十字社は、今回の火災で離れ離れになった人々の再会支援などや、各種相談窓口(ヘルプライン)の開設も行っています。
詳細は米国赤十字社のホームページをご覧ください。