【速報3】アメリカ・ハワイ火災:24時間体制で支援に従事、米国赤十字社ボランティアの活動
アメリカ合衆国ハワイ州マウイ島で発生した火災から2週間。焼け跡での捜索活動が続く一方、被災者に対する支援が更に重要となっています。
米国赤十字社のボランティアの活動
米国赤十字社は発災当初から24時間体制で支援を行ってきました。ハワイ州だけではなく、アメリカ合衆国本土からも赤十字ボランティアが駆け付け、現在は500人以上のボランティアが支援に携わっています。
◇発災直後からマウイ島・オアフ島に緊急避難所を22カ所設置し、これまで3,600人に安全な宿泊場所を提供してきました。また、エアーベッドや毛布など避難所で過ごすために必要な物資の運搬や、飲料水ペットボトルの配付などの支援をしました。
エアーベッドを運ぶ赤十字ボランティア©米国赤十字社
飲料水ペットボトルを運ぶ赤十字ボランティア©米国赤十字社
◇被災者が緊急避難所からホテルへ移動するための支援を行いました。避難先のホテルでは災害復旧にかかる最新情報や食事、保健医療、こころのケア等を他団体と共に提供しています。
ホテルに避難している被災者のために食べ物や水を部屋まで届ける赤十字ボランティア©米国赤十字社
ホテルに避難している被災者に最新の支援情報などを提供する赤十字ボランティア©米国赤十字社
◇島内外の肉親等から、連絡が取れなくなった家族を探してほしいとの問い合わせを受け付け(3,000件以上)、これまで2,600件以上に情報を提供してきました(離散家族支援)。
全米コールセンターや他団体と協力し、火災以来連絡が取れなくなっている家族の再会支援に取り組む赤十字ボランティア©米国赤十字社
◇ダメージアセスメント(被害評価)に協力しました。大手IT会社とのパートナーシップにより、AIモデルと衛星画像を使って現地の被害状況を分析しています。評価した約2,800件のうち、1,900件以上の家屋が焼失または大きく損壊していることが判明しました。
衛星画像を分析して被害状況を確認する赤十字ボランティア©米国赤十字社
赤十字ボランティアを中心とした支援活動はこれからも続いていきます。
引き続き、ご関心をお寄せいただきますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
「2023年アメリカ・ハワイ火災救援金」
受付期間: 2023年8月18日(金)~2023年10月31日(火)
使 途 : 米国赤十字社による被災地での救援・復興支援活動およびハワイにおける防災・減災活動に使用されます。