アフガニスタン気候変動対策事業
1970年代から断続的に続く紛争、貧困、保健医療サービスの脆弱化。多くの人道的課題を抱えるアフガニスタンにおいて、近年深刻化している問題が、干ばつや季節性の洪水等気候変動がもたらす自然災害による影響です。日本赤十字社は、2020年7月から、アフガニスタンの2州において、同国の草の根レベルで活動を展開するアフガニスタン赤新月社と国際赤十字・赤新月社連盟とともに5カ年の事業を開始しました。災害時対応計画の策定をはじめとする「防災・減災活動」と、生計手段を多様化し気候変動への適応を図る「生計支援活動」の2つを軸に、対象地域の各村落と、そこに暮らす人々のレジリエンス強化に取り組みます。
2021年8月に起こった政変の後、同国の人々は深まる食料危機や物価の高騰等さらに厳しい危機に直面しています。このような中でアフガニスタン赤新月社は、長年の支援実績と信頼の下、政変後も着実に人道支援活動を続けています。2022年、本事業では、当初計画されていた活動の一部を食料配付支援に変更し、現地の変化するニーズにも対応しながら活動を続けています。
更新情報
2024年10月23日:アフガニスタンを忘れない~現地で続く赤十字の地道な取り組み~