大洋州気候変動対策事業

大洋州に浮かぶ島々は、南の楽園のイメージとは裏腹に、地震や津波をはじめとするあらゆる災害リスクにさらされ、災害の発生確率と対応能力としては、世界で最も自然災害に対してぜい弱な地域の1つです。

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さらに、大洋州地域では近年、気候変動の影響がますます深刻化。
サイクロンや干ばつなどの災害が強大化し、その発生頻度も増加しています。
海面上昇、海岸侵食、海洋の酸性化も進行し、漁業や農業など、人びとの生活や生計も甚大な影響を受けています。
多数の島が点在するため、物流や通信のアクセスも限られ、災害への対応力も高いとは言えません。

気候変動の影響を真っ先に受ける地域でありながら、適応策が十分でなく、人びとがリスクにさらされている大洋州地域。
日本赤十字社は、2023年4月より、国際赤十字・赤新月社連盟とともに3ヵ年の支援を開始しました。
地域住民、特に若い世代が持つ力に着目し、気候変動の脅威に屈しない持続可能な社会作りに取り組んでいます。

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バヌアツ赤十字サント島支部のユースボランティア。気候変動によって頻発化する洪水への対応として排水溝整備活動を実施©バヌアツ赤十字社

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気候変動に適応したコミュニティーづくりの研修。気候変動や災害、地域のぜい弱性や資源などを学ぶ©フィジー赤十字社


対象国は、トンガ、ツバル、キリバス、サモア、フィジー、ソロモン諸島、バヌアツ、ミクロネシア、マーシャル諸島、パラオ、クック諸島の11カ国。各国の赤十字社とそれぞれの課題に取り組んでいます。

事業紹介パンフレット

更新情報

2023年12月号ワールドニュース:生きる場所や資源も奪う大洋州の気候変動

2022年11月9日:気候変動の危機が迫る大洋州

関連情報

トンガ大洋州噴火津波救援