平成29年度赤十字看護専門学校本社学生研修を開催
日本赤十字社では1890(明治23)年から看護師養成を開始しており、現在では、全国各地に赤十字看護専門学校16校、助産師学校1校、赤十字看護大学6校を設置し、看護師等の養成を行っています。
全国の仲間と学びを共有 -平成29年度赤十字看護専門学校本社学生研修~
7月1日(土)、2日(日)の2日間に分かれて北は北海道、南は愛媛県から赤十字看護専門学校の学生(2年生)と日本赤十字社助産師学校の学生、総勢640名が東京都渋谷区にある日本赤十字看護大学に集まり、「平成29年度赤十字看護専門学校本社学生研修」を開催しました。
本研修は、「赤十字の国際活動、国際人道法について理解を深める」「共に学ぶ仲間と場を共有して意見を交わし、赤十字の一員としての自覚を高める」ことを目的としており、赤十字の国際活動や国際人道法についての講演や他校の学生との意見交換を通じて学びを深めました。
「赤十字の国際活動」の講演では、ケニアやアフガニスタンなど多くの国で国際活動に従事してきた日本赤十字社医療センター苫米地 則子看護師長より派遣要員になるまでのプロセスや活動の実際など具体的な内容を自身の経験を交えながら教えていただきました。「国際人道法」については、日本赤十字国際人道研究センター井上 忠男所長より歴史を振り返りながら赤十字との深い関わりや国際人道法がこれまでも、またこれからもなぜ必要であるか教えていただきました。
また、少人数のグループに分かれて「赤十字の一員として大切にしたいこと、『今』自分にできること」をテーマに行った意見交換では、「国内外の出来事に関心を持ち続ける」「ボランティア活動を通して地域に貢献し、災害時に活動しやすいよう交流を持つ」といった意見が上がるなど、赤十字の一員としての自覚を高めたとともに、他校の学生との交流は「良い刺激となり、これからも頑張ろうと思った」「赤十字の一員として今できることを頑張り、立派な看護師になりたい」など、気持ちを新たにした学生が多く見られました。
同じ志を持つ仲間が全国各地にいることは、赤十字看護専門学校の魅力のひとつです。
夏休み期間中には、各校にてオープンキャンパス等のイベントが予定されておりますので、詳しくは各校のHPをご覧ください。
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