シリア難民の医療支援活動~レバノン~ 日赤医師の帰国報告会

戦火を命からがら逃れてきた難民を医療面で支援するため、日本赤十字社はレバノンに救急医を派遣。赤十字国際委員会(ICRC)の一員として約2カ月間、首都ベイルートの病院で診療活動に携わりました。

2011年3月に始まったシリア内戦により、隣国レバノンへの難民の流入が後を絶ちません。この5年でその数は590万人にまで達し、レバノンでは3人に1人が難民と言われています。

難民の中には、不衛生な環境でテント生活を続けている人や、着の身着のまま逃れてきたため持ち合わせもなく、食事や医療などの支援を必要としている人たちがいます。このような状況を受け、ICRCはレバノン北部トリポリでの武器創傷外科患者の治療に加えて、今年2月よりベイルートにて無料で診療を提供しています。難民としての生活が健康にどのような影響を与えているのか、また大量の難民を抱えるレバノンがどのような課題に直面しているのかなどを、写真を交えてご報告します。

1 帰国報告会

(1)日時   平成28年5月20日(金)13:00~14:00

(2)場所   日本赤十字社 1階クロスラウンジ (東京都港区芝大門1-1-3) 

2 派遣概要

(1)派遣者  横浜市立みなと赤十字病院 救急部 医師 岡田 まゆみ

(2)事業名  ICRCシリア紛争犠牲者救援事業

(3)活動地  レバノン首都ベイルート

(4)派遣期間 平成28年3月17日から5月19日まで