【帰国報告会】レバノン:シリア難民の医療支援~日赤看護師の活動~

シリアから戦火を命からがらレバノンへ逃れてきた人は100万人以上にのぼり、レバノンでは3人に1人が難民と言われています。紛争の長期化はレバノン社会を逼迫し、特に医療システムへの影響は、人々の健康や生活を脅かしています。

首都ベイルートにあるレバノン最大の大学病院は、医療費を負担できないレバノン人や移民・難民などを受け入れる役割を担っている一方で、未払い金により病院を継続的に運営することが難しい状況に陥っていました。このような状況を踏まえ、赤十字国際委員会(ICRC)は昨年2月より同病院の支援を始め、日本赤十字社も看護師を派遣しました。

長期化するシリアでの紛争がどのように難民や地元コミュニティーに影響をもたらしているのか、患者とのエピソードも交えながらご報告します。

1 帰国報告会
 (1)日時   平成29年3月23日(木)13:00~14:00
 (2)場所   日本赤十字社 東館501会議室 (東京都港区芝大門1-1-3) 

2 派遣概要
 (1)派遣者  名古屋第二赤十字病院 看護部(国際救援部付) 看護師長 関塚美穂(これまでイラン、インドネシア、タンザニア、ハイチ、イラク、パキスタン、フィリピン、ウガンダで救援活動に従事)
 (2)事業名  ICRCシリア紛争犠牲者救援事業
 (3)活動地  レバノン首都ベイルート
 (4)派遣期間 平成28年10月31日から平成29年3月22日まで