ありがとう!! 非血縁者間造血幹細胞移植 累計症例5万例達成!
令和5年2月24日、公益財団法人日本骨髄バンク及び全国6か所の公的さい帯血バンクを介した非血縁者間造血幹細胞移植(骨髄・末梢血幹細胞・臍(さい)帯血)の累計症例数が5万例(内訳:骨髄・末梢血幹細胞移植 27,427例、臍帯血移植 22,594例)を超えました(図表1「非血縁者間造血幹細胞移植数の推移」)。
改めて、骨髄・末梢血幹細胞及び臍帯血を提供してくださったドナーの皆様をはじめ、日本の造血幹細胞移植の発展に尽力していただいた関係者の皆様に心から感謝申し上げます。
【図表1】非血縁者間造血幹細胞移植数の推移
骨髄バンクの新規ドナー登録は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて一時減少しましたが、現在の新規ドナー登録は回復の傾向にあり、令和4年12月末には54万人を超えました(図表2「骨髄ドナー登録者数の推移」)。
【図表2】骨髄ドナー登録者数の推移
ドナープールが高年齢化していることから、最近では若年層(10~20代)にドナー登録者となっていただくよう、SNSなどを用いたPRなどに積極的に取り組んでおります。
新規登録者に占める若年層の割合は増加傾向にありますが、登録者全体では40~50代が6割近くを占めており、まだまだ若い力が必要です(図表3「年代別新規骨髄ドナー登録者数の推移」)。
【図表3】年代別新規骨髄ドナー登録者数の推移
公的さい帯血バンクにおきましては、非血縁者間造血幹細胞移植の重要な選択肢となったため、ここ数年は年間の移植症例数が1,300件を超えるまでになりました(図表1「非血縁者間造血幹細胞移植数の推移」)。また、臍帯血移植に使うことができる臍帯血の本数も少しずつ増加傾向にあります(図表4「臍帯血公開本数の推移」)。今後も重要な選択肢であり続けるために技術向上とPR強化を努めているところです。
【図表4】臍帯血公開本数の推移
公益財団法人日本骨髄バンク、公的さい帯血バンク及び造血幹細胞提供支援機関である日本赤十字社は、さらに安心して非血縁者間造血幹細胞移植を受けていただけるよう、これからも連携を密にし、一人でも多くの患者さんにいのちをつなぐチャンスを提供するため、事業を推進して参ります。
【本件に関する報道関係者のお問い合わせ先】
・骨髄バンクドナー募集及び骨髄移植に関すること
公益財団法人 日本骨髄バンク 広報渉外部
・骨髄バンクドナー登録者数及び公的さい帯血バンクに関すること
日本赤十字社 血液事業本部 経営企画課 広報係
メールアドレス:ketsueki-koho@jrc.or.jp