赤十字ボランティアが能登半島で被災者の健康維持を支援

2025年3月11日

各地の赤十字ボランティアは、令和６年能登半島地震や令和６年９月能登半島大雨災害によって被災された方々に対するさまざまな支援を行っています。
被災地でのボランティア活動についてまとめた短編動画を、以下のリンクよりぜひご覧ください。

令和６年能登半島地震から１年　～ボランティアが支える温かなコミュニティーづくり～
https://youtu.be/yGLwJ1oDWek?si=9Og5p7ka0bWdirGY

石川県赤十字安全法奉仕団が輪島市でリラクゼーションを実施

１月18日(土)、石川県赤十字安全法奉仕団のボランティア２名等が、石川県輪島市内にある仮設住宅の集会所や避難所において足湯等のリラクゼーションを実施しました。
同奉仕団は、救急法等講習指導員によって組織されており、救急法等講習の指導や各種スポーツ大会における救護活動などを行っています。

当日の活動では、足湯やハンドケアをしながら、仮設住宅や避難所で生活されている方々のお話を伺いました。
世間話が弾み、会場では参加者の笑顔が多く見られました。
この日の足湯を楽しみにされていた方もいらっしゃると伺い、参加者もボランティアも心温まる、良い時間となりました。

奈良県安全法指導赤十字奉仕団が能登町で健康支援活動を実施

翌週１月25日（土）には、奈良県安全法指導赤十字奉仕団のボランティア５名等が、石川県能登町柳田地区にある仮設住宅の集会所において、被災者の健康維持を支援する活動を行いました。
同奉仕団も救急法等講習指導員の有資格者で組織されており、日頃は県内各地で開催される講習の指導にあたり、災害時における要支援者等への対応を学ぶ講習も実施しています。

当日は、奈良県に親しんでもらおうと、茶話会で奈良県に関するクイズをしながらお茶やお菓子を提供した後、リズムゲームや風船に書かれた文字を当てる風船バレーなど身近な材料を用いて手軽に行えるレクリエーションを実施し、参加者とボランティアが一緒に楽しみました。
さらに、ビデオを見ながら椅子に座って体操を行う「らくらく体操」や参加者の肩や背中をほぐすリラクゼーションを通して、参加者の身体のケアを行いました。
仮設住宅では、運動するスペースの確保が難しく、汗をかく機会もほとんどないそうで、参加者は「たまに運動すると気持ちが良いね」と充実した表情を浮かべていました。
近くの居住者との交流も生まれ、「またこういう機会があったらうれしい」と次回の開催を望む声も聞かれました。
プログラムが終わっても参加者同士の会話は弾み、厳しい寒さで閉じこもりがちな心も体もほぐれ、参加者にとって楽しいひとときとなりました。

赤十字ボランティアは、今後も能登半島における被災者支援を継続していきます。

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