赤十字ユースボランティアの活動を知ろう!~あゆみ~【第5ブロック編】
令和元年度までの全国の青年赤十字奉仕団の活動を紹介した「あゆみ」の内容を更新しました。そこで6回にかけて、リニューアルされた「あゆみ」の中から全国各地の青年赤十字奉仕団とその活動をご紹介しています。皆さんがお住まいの地域の活動紹介はもうご覧になりましたか?全国各地で多種多様な活動が行われていますので、興味深い活動があれば、ご自身の地域以外についても是非チェックしてみてください。さて、今回は中国・四国地方の9県から構成されている第5ブロックの令和元年度までの取り組みについてご紹介いたします!
【青年赤十字奉仕団】 活動事例&メンバー募集情報「あゆみ」はこちらのリンクからご覧いただけます。
ゆうゆうキャンプ【鳥取県】
鳥取学生赤十字奉仕団では社会福祉活動の一環として、毎年児童養護施設・母子生活支援施設の児童と地域の小学生を招き、60名ほどでキャンプをしています。さらに、自治体や社会福祉協議会が主催する障がいのある方との交流イベントにも参加・協力しています。先輩方から受け継いだ活動を大切にするとともに、「自分たちにできること」を考え、様々な活動を展開しています。
県外との交流【島根県】
県外各地の奉仕団との交流を積極的に行っています。令和2年8月には、石川県や愛知県、大阪府、岡山県の青年奉仕団と合同でオンライン会議を実施しました。会議では各奉仕団の活動内容や抱えている課題を共有した後、グループワークでその解決策を話し合いました。また、参加した他の奉仕団からはSNSを用いた活動における投稿時の工夫やアカウントの運用方法について高い評価をいただきました。
遺児のための募金活動【岡山県】
病気や災害、事故で親を亡くした子どもたちや、障がいなどで親が働けない家庭の子どもたちに向けた募金活動に参加しました。頂いた募金は専門の財団やそのボランティアの手によって、遺児の奨学金や教育支援、心のケアなどに用いられます。活動では、ご寄付を募るだけでなく、遺児・障がい家庭の現状を、街頭の皆様に伝えることにも主眼を置いています。多くの方々がリーフレットを手に取って募金してくださり、とても充実した活動になりました。
被災地支援活動【広島県】
広島県青年赤十字奉仕団では、平成30年西日本豪雨災害で被災され仮設住宅で暮らしている方に向けて、健康・栄養赤十字奉仕団と一緒にハンドマッサージ、炊き出し、栄養相談、健康教室などを実施しました。豪雨災害の発生当時には、青年赤十字奉仕団と学生赤十字奉仕団が協力して災害対策本部の運営支援なども行っており、被災地の継続的な支援に取り組んでいます。
献血推進活動【山口県】
山口県のユースボランティアでは、街頭や大学での献血の呼びかけに力を入れています。例えば、呼びかけの際に使用するポスターや、SNS上で献血をPRする際の文章・写真などは団員の間で相談しながら準備しています。他にも、初回献血者に対してのプレゼント企画など、献血に興味を持ってくれる人が増えるような取り組みを考案しています。ハロウィンやクリスマスなど、その時期に合ったテーマに沿って、献血バスを飾り付けたりサンタやオバケの衣装を着て活動したりすることもあります。
特殊奉仕団が実施する訓練への参加【徳島県】
徳島県青年赤十字奉仕団は、赤十字船舶奉仕団が実施する水上輸送訓練に参加しました。災害時に水上からの状況調査・物資搬送などを担う船舶奉仕団では、大災害の発生により主要幹線道路が寸断され、避難所に救援物資が行き届かないことを想定して訓練を行っています。今回、参加した青年赤十字奉仕団のメンバーは物資の積み込み作業や本部の運営に取り組みました。このように、他の奉仕団の訓練に参加することで、より豊かな視点を持つことを目指しています。
防災教育【香川県】
小さなお子さんを持つ家族をターゲットとして「防災・減災」の普及を目的に「親子で学ぼう防災、広げよう減災」というイベントに参加しました。出展したブースでは、AEDを含めた応急手当や炊き出しの体験コーナー、活動展示などを展開しました。他にも、災害シミュレーションゲームである防災すごろくや「ぼうさいまちがいさがし きけんはっけん!」などのアクティビティを実施し、各コーナーには累計600名を超える親子がご来場くださいました。
海外たすけあい募金【愛媛県】
1983年から続いている、歴史と実績のあるキャンペーンです。紛争や災害、病気、飢餓で苦しんでいる世界中の人々を救いたいという気持ちから活動を行っています。頂いた募金は水や医薬品などの物資だけでなく、公衆衛生の知識を普及するための教材や地域の保健ボランティアの育成にも使用されます。12月、冷え込む中の募金活動でも、一生懸命な呼びかけに応えてくれる方の存在がモチベーションに繋がっています。
3.11イベント【高知県】
東日本大震災が発生した3月に合わせ、高知県支部ではイベント「3.11防災・減災プロジェクト」を開催しています。迫り来る災害に向けて、今私たちに準備できることは何なのか――平成30年度に実施したイベントでは「備える」をテーマとしたブースを出展し、応急手当ての講習を実施したり、非常持ち出し品や災害時の活動記録を展示したりしました。高知県青年赤十字奉仕団はブースのスタッフや来場者の呼び込みなどを行い、活動の様子は夕方のテレビニュースなどでも放送されています。
第5ブロックの活動の様子はいかがでしたか?ユースボランティアでは赤十字のネットワークを生かし、他の奉仕団と協力して活動に取り組んでいます。また、合同で研修や交流を行うこともあります。「あゆみ」ではそうした奉仕団の活動が多く紹介されていますので、是非そちらもご覧ください。
私たちと一緒に交流の輪を広げながら活動してみませんか?
※あゆみへのリンク https://jrc.or.jp/volunteer-and-youth/volunteer/youth/join/
最終回となる次回は九州・沖縄地方の8県からなる第6ブロックの活動についてご紹介します!
執筆:赤十字ユース委員会 あゆみ・PR担当
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