全国で行う青少年赤十字活動を学ぶ2日間~指導者協議会~

総会・研修会に参加した校長先生たち

総会・研修会に参加した校長先生たち

青少年赤十字(JRC)には全国の各都道府県にJRC加盟校の教員で組織された「青少年赤十字指導者協議会」があり、主に加盟校の校長が会長を務めています。

日赤の本社では、6月24日から25日の2日間、全国の会長を対象に、青少年赤十字全国指導者協議会総会・研修会を開催しました。

本社青少年ボランティア課長による講演の様子

本社青少年ボランティア課長による講演の様子

1日目は、本社青少年ボランティア課長より、青少年赤十字の最近の取り組みと今後の動きについて講演がありました。「やさしさ、思いやり」の心を引き出すために青少年赤十字が掲げている、「気づき、考え、実行する」事が学校生活にも取り組まれている事、また、青少年赤十字では防災プログラムの教材の紹介、公式HPとYoutube公式チャンネルで実際の防災教育授業の様子が動画で視聴できる事が話されました。また、赤十字ネットワークを活かした国際理解・親善に力を入れている事、多様性の尊重とは、自分と他者が違うことを認め合い、助け合いや譲り合いの心を持ち、相手を理解することであり、そのためには「やさしさ」や「思いやり」といった人道という共通の価値観があることが重要である事が説明されました。

文部科学省 視学官のご講演の様子

文部科学省 視学官のご講演の様子

続いて文部科学省の視学官からの講演では、学校教育と青少年赤十字に関して、どのような繋がりがあるか等をご紹介頂き、また、20~30年後の日本の総人口が1億人を切ると予想される中、これからの社会では、自ら取捨選択し総合する必要があることを「Society5.0」を例にご説明を頂きました。

青少年赤十字全国指導者協議会副会長 髙張先生のご講演の様子

青少年赤十字全国指導者協議会副会長 髙張先生のご講演の様子

また、青少年赤十字全国指導者協議会副会長 髙張先生の講演では、加盟率全国1位の群馬県内の青少年赤十字活動について具体的に報告されました。群馬県青少年赤十字指導者協議会での様々な事業、高校での青少年赤十字活動事例、更に「健康・安全」、「奉仕」、「国際理解・親善」活動など様々な活動が紹介され、活動の質の向上や指導者の育成が大きな課題である事をご報告頂きました。

 

2日目には、各県における青少年赤十字活動の紹介、JRC活動の活性化に向けた新たな提案、防災教育の更なる普及、いじめ不登校問題にJRCができることについてワールドカフェ風にグループディスカッションを行いました。

グループディスカッションの様子

グループディスカッションの様子

参加した校長先生は、「青少年赤十字の考え方がそのまま学校経営に繋がり有効である。」「青少年赤十字活動は、不登校の子どもたちにとって、居心地の良い居場所を提供することになるのではないか。」「いじめ・不登校は直接治療に繋がらないが、青少年赤十字の精神は漢方薬であり、日薬である。」「青少年赤十字に加入していること自体がいじめを防止している」などとお話していました。

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