【ネパールの新型コロナウイルス感染症対策は今】~青少年赤十字海外支援事業を通じてネパールについて学ぶ~
日本赤十字社では2017年より、青少年赤十字活動資金を活用して海外支援事業をネパール及びバヌアツで行っています。世界中に広がる新型コロナウイルス感染症は日本だけでなくネパールにもその影響を及ぼしており、現在ネパールでは感染者数は4300人(6月10日現在)以上、世界保健機関(WHO)はリスクが高い国と認定しました。今回は、ネパール赤十字社の職員から事業の支援地で、どのような新型コロナウイルス感染症に対する活動を行っているかレポートしてもらいました。
【活動その①】1000人に新型コロナウイルス感染症予防のための啓発活動!
ネパールでは水と衛生教育の事業に取り組んでいます。具体的には、正しい手洗いをすることや、咳をする時のエチケットを伝える活動などが含まれますが、これらはまさに、新型コロナウイルス感染症を防ぐための予防策と同じです。
ネパール赤十字社では人々の健康を守る正しい知識を住民に広げるための垂れ幕やリーフレットを作成し、支援先の地域や学校に配布し啓発発動を広げています。パルバド郡では3000枚のリーフレットを6つの支部に届け、ボランティアが協力して地域に配布活動を行いました。1050人に正しい衛生教育のメッセージが届けられました。
【活動その②】ボランティアによって135人が医療サービスへのアクセスが可能に
ディピュル地区の赤十字ボランティアは、自身の車を無償で提供し、ネパール赤十字社は送迎サービスが可能になりました。
この活動は、地区の政府と協力しながら行い、病気になった人たち、例えば病院での検査を受けたい人や、必要な医療物資を買いに行きたい人たちなど合計135人に対して送迎サービスを提供することができました。
今後の事業について
みなさまのあたたかいご支援により、ネパール赤十字社と協力してネパールの人々が健康な暮らしができるような様々な活動が続いています。
今後も、日本の青少年赤十字メンバーの子どもたちの国際理解・親善を深め、日本メンバーの優しい想いが、世界の子どもたちの笑顔につながる活動を広げていきます。
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