【速報】世界の18か国のメンバーが交流!青少年赤十字創設100周年記念令和4年度国際交流事業の報告

青少年赤十字創設100周年事業の一環として、青少年赤十字創設100周年記念令和4年度国際交流事業の第1部として10月2日(日)に開催いたしました。
日本からの参加は26支部、海外からの参加は17の姉妹赤十字・赤新月社でした。
事務局は本社職員の他、9人の青少年赤十字指導者と25人の赤十字語学奉仕団の協力で運営いたしました。

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例年の国際交流事業では、時差の関係等でアジア・大洋州地域を中心とした姉妹社にのみ案内を送っておりましたが、今回は青少年赤十字創設100周年記念ということもあり、例年よりも拡大して案内をお送りいたしました。今まで参加することができなかった中東やアフリカ地域からも参加があり、交流を深めることができました。

◎堀国際担当理事のあいさつからスタートしました。
「地球規模の温暖化と気候の変化、極端な気象現象などにより、私達の生活が脅かされています。そして、その影響はユースの皆さんが社会の中心を担う時、さらに顕著となることが予想されます。今こそ、ユースのひとりひとりが気候変動の問題に向き合い、そして行動する必要があります」と熱いメッセージを伝えました。

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◎オランダにある赤十字気候センター(Climate Centre)のサネ・ホゲスティガーさんとオーストラリア赤十字社のヘイリー・ペインさんが、気候変動について講演しました。
ホゲスティガーさんは「気候変動」の全体像と赤十字の取り組みを解説。ペインさんはオーストラリアで実施した若年層に対する防災啓発の取り組みで、会食と防災を合わせたDisasterous Dinnerなどの事例を紹介しました。

◎気候変動の影響に直面しているバヌアツ赤十字社のマヌ・ジョンさんの自然災害に対応するための植林や啓発活動について紹介した映像をみんなで視聴しました。
その後ホームルーム(グループ)に分かれて国内外の高校生メンバーと「身の回りにある気候変動」についてディスカッション。日本の青少年赤十字メンバーが世界のメンバーとつながり、実りある時間になりました。
世界で注目されている「気候変動」。日本の高校生にとって身近ではなかったという意見が多くありました。これを機に身の回りで起きている「気候変動」への取り組みについて調べ、「気づき・考え・実行する」を実践していきます。

参加者からの感想を一部ご紹介いたします。
・とても楽しく気候変動について学ぶことができました。これからは、しっかり環境のことを考えて日常生活を送っていきたいなと思いました。
・海外の方と話し合える機会は今までなかったので、実際に話を聞くことができてすごく勉強になりました。これからは自分たちの身近に気候変動の影響がでると思うので、しっかり考えていきたいと思います。
・普段通りに過ごしていれば絶対に聞くことができない気候センターや各国の課題、取り組みなどが聞けて非常に有意義な時間を送ることが出来ました!!
・自分が思っていたよりも気候変動は世界で深刻だと言うことを知りました。 この交流会に参加しなければ、それが分からないままだったと思うので良い機会になりました。 また、色々な国の気候変動への取り組みや意思が本人達の言葉で聞くことが出来て良い会になったと思います。

11月5日(土)、11月6日(日)に第2部を開催予定です。第1部で学んだことをさらに深化させていきます。

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