【速報】千葉県立四街道高校が青少年赤十字創設100周年賞を受賞!「高校生ボランティア・アワード2022~持続可能な未来〜」報告レポート
8月16日(火)、17日(水)に公益財団法人風に立つライオン基金が主催する、「高校生ボランティア・アワード2022※1〜持続可能な未来へ〜」の全国大会が開催され、地域大会で選ばれた約100校、500名の志を同じくする全国の高校生が集まり、同時に会場の様子が生配信されました。
日本赤十字社は、青少年のボランティア活動の促進につながることから青少年赤十字創設100周年事業の一環として、本事業へ特別応援をしています。これまで多くの青少年赤十字加盟校が参加、入賞した実績があります。
特別表彰式 約100校の中から1校に青少年赤十字創設100周年賞を授与
全国大会に参加した団体のうち、なんと約半分は青少年赤十字加盟校でした。会場内設置ブースで各校は日々行っている活動の発表を行いました。各校、素晴らしい活動を展開しており、青少年赤十字の実践目標「奉仕」の精神がしっかり根付いていることが見受けられます。
そんな中、青少年赤十字全国指導者協議会の会長である滋賀県守山市守山小学校長の田中会長がとりわけ輝いていると感じた青少年赤十字加盟校が、千葉県立四街道高校でした。同校ではコロナ禍でも継続できる非接触型のボランティアを模索し、主に2つ、地元の駅と連携した駅構内の掲示物作成とフードバンクに取り組んでいます。
彼らは直接駅長と駅でのボランティアについて話し合うなかで、駅長から乗降客のためにボランティアをしてほしいという提案を受け、季節感のある掲示物を展示するスペースを交渉しました。乗降客との交流を考え、季節感のあるメッセージカードも用意し一緒に展示できるよう、工夫を重ねながら活動をしています。手作りのメッセージカードや松ぼっくりツリー等を生活に困窮している方に喜んでもらえるよう心を込めて丁寧に、完成度の高い作品を作って地域社会と繋がっています。また、会場にいる参加者にしっかりと説明をしていたこと等が高く評価され、青少年赤十字創設100周年賞が授与されました。
同校は今回がはじめての高校生ボランティア・アワードへの参加でした。
他にも、さまざまな青少年赤十字加盟校が会場で活動を発表していました。
シンポジウム~著名人とともにバヌアツ赤十字社が登壇~
17日(水)午前中には参加者全員が、有識者たちの講演を聞き、意見交換をするシンポジウムが開催されました。
特別応援の一環として、 青少年赤十字海外支援事業 の支援先であるバヌアツ赤十字社のユース・ボランティアであるマヌ・ジョンさんに登壇いただきました。プロボクサーの村田選手や、株式会社ユーグレナの現役高校生CFOが登壇する中、唯一の海外からのゲストとしてオンラインで会場の全国の高校生たちと生中継で繋がりました。高校生から、「どんな活動をしていますか」と質問をされた際には、「バヌアツで大きな社会問題となっている気候変動についての啓発活動をしています」と語りました。
全国大会の様子については、主催者である風に立つライオン基金のホームページにより後日案内される予定です。
今後も世界、全国の関係者の方と連携し、青少年赤十字創設100周年事業に取り組んでいきます。
※1
高校生ボランティア・アワードとは風に立つライオン基金が行う主な事業の一つである顕彰事業として2016年より開催しており、日々地道な奉仕活動を実践する高校生たちの“発表・交流の場”として、人材育成を目的として行っています。コロナ禍により昨年、一昨年はオンライン開催でしたが、今年は3年ぶりに対面で開催されました。
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