全国の学校長が議論~青少年赤十字活動の更なる発展と普及のために~

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青少年赤十字には各都道府県に青少年赤十字加盟校の教員で組織された「青少年赤十字指導者協議会」があり、主に加盟校の校長が会長を務めています。 各会長が全国から日赤本社(東京)に会して、青少年赤十字のより一層の発展と普及促進を目的に毎年開催しているのが、「青少年赤十字全国指導者協議会総会・研修会」です。今年度は令和5年6月30日(金)に4年ぶりに参集形式で実施しました。

~全国指導者協議会会長と副会長を選任~

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本総会で、次期会長と副会長を選任しました。令和6年度は会長に、鳥取県青少年赤十字指導者協議会会長が就任することになりました。なお、副会長は今年度に引き続き、栃木県青少年赤十字指導者協議会会長と、岩手県青少年赤十字指導者協議会会長が就任することになりました。

青少年十字が学校教育に提供するもの~

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研修会では、文部科学省 初等中等教育局 視学官からご講演を頂きました。これからの時代を生きる子供たちに必要な能力を育むためには、主体的な活動や人との関わりの中で学ぶことが重要であり、「気づき、考え、実行する」という態度目標を掲げる青少年赤十字を活用することで、学校現場でより豊かな教育を実践していけると、参加者は認識を深めることができました。

~令和4年度事業報告と令和5年度の取り組み~

日本赤十字社青少年・ボランティア課長から、昨年度の事業報告と今年度の取り組みについて報告しました。今年度も日本赤十字社長期ビジョンに基づき事業を推進しており、青少年赤十字では、防災教育プログラムや、学校教育現場で求められる教材を展開していることを説明しました。

~青少年赤十字の活動報告~

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副会長より、県内の活動および同副会長が校長を務める中学校での青少年赤十字活動が紹介されました。

指導者研修会やリーダーシップ・トレーニング・センター、活動事例発表研究会、子ども赤十字活動研究会などを実施していること、JRC加盟70年目となる同校では、毎年JRC入会式を行っている他、入学記念や開校記念、落ち葉清掃や雪かきなど折に触れて全校でVS活動に取り組んでいることが紹介されました。身近なところからJRC活動を行うことは子どもの「気づき」につながり、小さな気づきの積み重ねが持続可能な社会の実現(SDGs)や文部科学省が目指す思考力・判断力・表現力の育成につながっていくと述べられました。

JRCだからこそできるSDGsへのアクションを議論~

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 校種別を基本とするA~Gまでの7つのグループで分かれ、「JRCだからこそできる青少年赤十字活動」をテーマに協議をし、それぞれの県における青少年赤十字活動の実態や特に熱心に取り組んでいる活動などを中心に話し合いました。各グループ、それぞれ都道府県の事例を共有した上で、「JRCが実践するすべての活動がSDGsの項目と関連があるのではないか」や、「SDGsというものを特別に考えるのではなく、普段実践している活動を関連づけて実践していければと思う」などの意見が挙がり、活発なディスカッションとなりました。参加者からは、「全国の事例の理解、意見交換につながり参加してよかった」、「101年目の青少年赤十字活動の第一歩として、充実につなげていきたい」などの感想や意気込みがありました。

学校教育現場での青少年赤十字のより一層の発展と普及促進に向け、今後も先生方と協働して参ります。

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