勝山市赤十字奉仕団が「友愛訪問」を実施しました
勝山市赤十字奉仕団(鈴木佐智江委員長)による「ひとり暮らし老人 友愛訪問」が11月11日から始まりました。この活動は、約20年前から毎年行われているもので、市内の65歳以上の一人暮らし世帯へ、奉仕団の役員らが中心となって訪問をします。本格的な冬を迎える11月末までに、およそ390人のご自宅を回ります。
開始当初は65歳以上が対象でしたが、年々単身の高齢者世帯が多くなり、訪問対象が増えてきたことから、平成30年度からは75歳以上の方を対象に訪問を行っています。
これまでの訪問時には粗品としてタオルやティッシュ、使い捨てカイロ、軍手、飴などの菓子類を手渡してきました。今年は、ボックスティッシュ1箱と市指定のゴミ袋、福井県支部のチラシ入りマスクのセットを用意したあと、団員らは早速ひとり暮らしをしている高齢者の自宅に赴き、体調に問題がないか、暮らしについて心配なことがないかなど、あたたかく声掛けしながら丁寧に話に耳を傾けていました。
鈴木委員長は、「長年受け継いで行っている取り組みです。日中は通院やデイサービスなどで不在にされている方も多く、実際にお会いするまでに苦労することもあります。この頃は詐欺目的の不審な訪問も多いようですが毎年、日赤奉仕団の割烹着を身に着けて行くことで信頼に繋がっている」と話していました。
ボックスティッシュなどを袋に入れていきます
団員らが協力して作業を行っています
粗品を手渡し、団員らが近況を聞きます
毎年の訪問で地域のつながりを構築しています