福井市赤十字奉仕団地域ささえあい事業研修会が開催されました

 福井市赤十字奉仕団(朝倉由美子委員長)の中央分団と順化分団が11月17日、「地域ささえあい事業」の研修会に取り組みました。
 この事業は、少子高齢社会で独居高齢者が増加し、介護の担い手不足、老老介護などの問題が出てくる中、高齢者が自立した日常生活を送れるよう赤十字奉仕団が高齢者の暮らしお手伝いすることで地域コミュニティを構築し、自然災害時でもすぐに助け合えるような関係づくりを目指す取り組みです。
 会場となった市内の順化公民館で朝倉委員長は、平成16年の福井豪雨の被災状況を紹介しながら、復旧には近所同士のたすけあいが不可欠なこと、災害弱者を助けるためには、行政だけに頼らず、地域同士のつながりを普段から作っておくことが大事であることを説明し、奉仕団による活動としてこの事業の参加を勧めました。
 当面は、希望のあった高齢者に対し、奉仕団らが日常の家庭ごみを代わりに収集所まで持っていくゴミ出しのお手伝いや買い物の代行を行います。
 昨年は円山地区、美山地区、本郷地区、麻生津地区、一乗地区の5地区で同事業の説明会を開催。各分団でグループが結成されているところです。美山分団では実際に11名がごみ出しのお手伝いをする生活支援型の介護サポーターとして活動しています。本年度はすでに東郷地区、春山地区で説明会が開かれ、来月は木田地区、文殊地区でも朝倉委員長が事業の説明を行う予定です。また、既に介護サポーターの活動している分団と、活動をこれから始める分団との合同研修を開催することで、取り組みについて具体的に共有し、今後さらに活動の輪を広げていきます。

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福井豪雨の被災状況についてスライドで振り返りました

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市地域包括ケア推進課 西氏より生活支援活動の紹介がありました