水の事故から子どものいのちを守るために　教職員対象の着衣泳体験指導講習を市教育委員会と共同で開催しました

　6月4日（火）・6月11日（火）に、福岡県支部では、福岡市内の中学校教職員を対象とした着衣泳体験指導講習を開催しました。
　平成27年度から毎年開催している本講習は、平成29年度から福岡市教育委員会と共同で開催。
　今回は市内の中学校より、2日間合わせて約70名の先生方が参加されました。
　この講習は、水の事故を防ぐため、着衣状態で落水した場合の対応を実体験で学ぶとともに、学校で児童・生徒に統一した着衣泳の知識と技術を指導できる教職員を養成することが目的。
　プールでの実技では、浮き身の取り方やペットボトル、ランドセル、クーラーボックスなど身近なものを利用した救助の方法などを学びました。

■大事なのは「浮いて待て」

　今回指導を行ったのは、「赤十字水上安全法指導員」の資格を持ち、ボランティアとして活動している方々です。

　ボランティア指導員からは
　「溺れた時は無理に泳がずに、浮いて助けを待ってほしい
　また、大事なのは予防。子どもたちだけで川に遊びにいかないなど、生活の中で決められたルールを守ってほしい」と話していました。

　水泳授業の直前ということもあり、福岡県支部でも積極的に広報活動を展開。その結果、テレビ局6社・新聞社1社の取材を受け、その関心の高さが窺えました。　
・テレQ 学校の先生たちが服を着て泳ぐ！基本は「浮き身」　
・朝日新聞 水難事故防止 着衣水泳講習
・RKB 「浮き方を覚えれば怖くない」服を着たまま泳ぐ「着衣泳」 教職員対象に体験指導講習

　取材のなかで、参加した先生方は、「今回学んだことをしっかり子どもたちにも伝えていきたい」と話していました。