青少年赤十字について
児童・生徒が赤十字の精神に基づき、いのちと健康を大切に、
地域社会や世界のために奉仕し、世界の人びととの友好親善の精神を
育成することを目的として、さまざまな活動を学校教育の中で展開しています。
主な活動内容
夏季リーダーシップ・トレーニング・センター
青少年赤十字の最も特徴のある教育プログラムの一つである「リーダーシップ・トレーニング・センター」は、集団生活を伴う学習活動の場で、学校や地域においてリーダーシップを発揮できる児童・生徒の育成を目指し、毎年夏休みの期間に開催します。
少年赤十字メンバーはここで、赤十字や青少年赤十字に関する知識や技術への理解を深め、リーダーとして必要な自主・自律の精神を身につけます。
- いのちと健康を守る技術の習得
学校内で起こりやすいけがや病気の処置のしかたを学習する救急法や、また、水の事故防止・救助法等を学びます。
リーダーシップ・トレーニング・センターのプログラムにも、これらの講習が取り入れられています。
- 行動目標「気づき、考え、実行する」の実践化
グループワーク・野外活動等、一人ひとりがリーダーとしての資質を高められるような体験を行います。
1日リーダーシップ・トレーニング・センター
青少年赤十字活動や児童会・生徒会活動などの充実を図るために、リーダーとしての資質や態度の育成を図る目的で一日リーダーシップ・トレーニング・センターを実施しています。
- 炊き出し訓練
学校は、災害時には緊急の避難場所となります。そこで、災害が起きたことを想定し、一日トレセンや離島トレセンでは、非常食の炊き出し訓練を地元の赤十字奉仕団や防災ボランティアと協働して取り組みます。
先生方のための研修会
子どもたちにとって一番身近な存在である学校の先生が、青少年赤十字の指導者です。
鹿児島県支部では、管理職の先生方、青少年赤十字担当者、幼稚園・保育園の先生方対象として赤十字の理念や活動意義を理解してもらうとともに、青少年赤十字指導者としての知識と技術を深める研修会を、教育委員会との共催、また後援を得て開催しています。
鹿児島県青少年赤十字高校生連絡協議会の活動
青少年赤十字加盟高等学校のメンバーによる協議会が組織(鹿児島県青少年赤十字高校生連絡協議会)されており、役員を中心に、年間をとおして研修会や天文館献血ルームでの献血の呼びかけ、特別養護老人ホーム錦江園の訪問等を企画・運営し、県内の高等学校における青少年赤十字の活性化を図っています。
また、一日トレセンでは、キワニスドールの制作等も行っています。
青少年赤十字加盟校
- 青少年赤十字とは
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実践目標
青少年赤十字では、先に述べた目的を達成するために、「健康・安全」「奉仕」「国際理解・親善」の3つの実践目標を掲げています。
- 健康・安全
- いのちと健康を大切にする
- 人間の生命はもっとも大事なものです。その生命を守るために、自分の命と健康を大切にするとともに、みんなの健康を守り、人間尊重の精神を養うことを目指します。
- 奉仕
- 人間として社会のため、人のためにつくす責任を自覚し、実行する
- 私たちはたった一人で生きているのではなく、社会の一員として生きています。自分が今、他者のために何が出来るかを考え、できることから実行していきます。
- 国際理解・親善
- 広く世界の青少年を知り、なかよくたすけあう精神を養う
- 私たちは、いつも世界の国々とのつながりの中で生活しています。外国の人々やその国のことについて正しく理解し、交流を深めることは大変重要なことです。それは自分自身を知ることにもつながります。このような積み重ねが、世界の平和の実現を目指していくことにつながります。
態度目標
主体性を育むために「気づき」「考え」「実行する」という態度目標を掲げています。
青少年赤十字の特徴
- 学校や幼稚園・保育所に組織されています。
- 何を実践するかは学校や園の自由裁量です。
- 青少年赤十字は世界的な組織です。
- 国内にも多くの仲間がいます。
- 青少年赤十字は政治的、宗教的および思想的なことには中立・公平です。
加盟のメリット
- 赤十字のネットワークを活用した幅広い活動ができます。
- 指導者やメンバー対象の各種講習会の参加機会をご案内します。
- 青少年赤十字の手法を活用した学校運営が可能です。
- 青少年赤十字や赤十字に関する各種資料・教材がご提供できます。