人権が守られている日常の生活の大切さ~亀岡市人権教育講座~
8月2日に亀岡市教育委員会が主催された人権教育講座において、「被災地へ希望を届ける~令和6年能登半島地震災害から学ぶ」と題して、
災害対策本部要員であり、防災セミナー主任指導者の松田聰主事(日赤京都府支部)が講師を務めました。
同講座で赤十字関係者が講演をさせていただくのは、
令和3年に赤十字京都ユースの宮本佳蓮さんが講演された「恐れるべきは人ではなくウイルス~心の感染は止められる~」と題して、
感染症に対する差別の講演に引き続き2回目です。
赤十字が関わるのは国際人道法であって、国際人権法ではありませんが、このふたつには共通点があります。
国際人権法は、平時や有事で適用されるのに対して、国際人道法は、武力紛争など有事における人道的な取り扱いを定めています。
ともに「人間の尊厳」を守ることを目的にしています。
講師を務めた松田主事は、今年の1月に発生した能登半島地震災害での現地の様子や赤十字の活動を紹介しながら、
平時・有事に関わらず、お互いを尊重し、助け合える社会を赤十字が目指していることをお伝えしました。
また、どうすれば災害から命を守ることが出来るか、どのような備えが必要かを実例を挙げながら紹介しました。
受講者からは「いかに確かな知識を知っておくかが大事かよく分かりました。」「自分事として受け止め災害に備えようと思いました。」「寝る場所や家具を工夫する必要があると感じました」などの感想が寄せられました。