令和3年度地域赤十字奉仕団ボランティア・リーダーシップ研修(2)を開催しました

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 令和3年11月30日に「地域赤十字奉仕団ボランティア・リーダーシップ研修(2)」を開催しました。
 地域赤十字奉仕団の皆さま方を対象とした研修は基礎研修、ボランティア・リーダーシップ研修(1)、ボランティア・リーダーシップ研修(2)という3段階で構成されています。
 今回のボランティア・リーダーシップ研修(2)では、地域における人道的ニーズに気づき、赤十字奉仕団のリーダーとして組織を活性化し、よりよいボランティア活動を推進いただくために必要な知識などをお伝えする目的で開催しました。
 はじめに、日本赤十字社の長期ビジョンや日赤大阪府支部の新型コロナウイルス感染症の対応など、日本赤十字社の現状についてご紹介しました。次に、「避難所での生活支援」と題して、災害時の避難所で配慮すべきことをお伝えし、わずか100mlのお湯で作れるホットタオルを参加者の皆さんと体験しました。簡単にできることに驚かれ、目や肩に当てながら大きなリラックス効果があることを実感いただきました。

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 また、本研修に地域福祉やボランティア分野がご専門の大阪教育大学 新崎教授をお招きし、「奉仕団のリーダーに求められるもの」と題して、地域で困難を抱える人々がいる現状やボランティア活動の意義など、教授の介護や福祉、教育分野でのご経験談を交えながら、お話いただきました。
 参加者からは「専門家とボランティアとの協力により、地域福祉が成立することが分かった」「教授から熱量を感じた。ボランティアには情熱が必要だと思った」といった感想が寄せられました。
 3段階で構成されている研修も、今回が集大成でした。今後、地域赤十字奉仕団のリーダーとしてご活躍される皆様と共に、地域課題の解決のため、日赤職員も一緒に歩んで参りたいと思います。