『赤十字防災セミナー』支部指導者養成研修を開催しました! ~初めての支部主催で10人の指導者を養成しました~
令和4年1月27日(木)・28日(金)の2日間、埼玉県支部職員10人を対象に「令和3年度日本赤十字社防災教育事業(通称:『赤十字防災セミナー』)支部指導者養成研修」を開催しました。
日本赤十字社は、平成30年度に策定した長期ビジョンの中で「災害や紛争時における支援の充実とレジリエンスの強化」を掲げており、「地域社会への防災・減災の知識・技術の普及推進」を全社的に進めています。これを受けて、埼玉県支部では、令和4年度までの中期事業計画の中で、「災害時に被災者支援活動を行う地域奉仕団をはじめとする赤十字ボランティアを中心に、自治会・町会等、広く一般市民を対象に『赤十字防災セミナー』を普及、推進すること」を目標としており、計画的に指導者を養成しているものです。
研修当日は、各参加者を飛沫防止パネルで仕切り、CO2モニターで部屋の二酸化炭素濃度を測定するなど、感染対策を行いながら、セミナーの中心となる「災害への備え」・「災害エスノグラフィー」・「災害図上訓練(DIG)」の3つのカリキュラムについて、「体験」⇒「講義」⇒「実践演習」の流れで行いました。まずは、受講者の立場としてセミナーを「体験」してもらい、次に、実際に指導するうえでのポイントについて「講義」で学びました。最後に「実践演習」として、実際に指導者になったつもりで、1人ずつ演台に立ち講義などの模擬実習を行ったほか、セミナーを運営するうえで想定される様々な問題に対する解決策等について、グループごとに意見交換した後、全員で共有しました。
研修に参加した10名は無事に修了試験に合格し、支部職員の指導者は計16名となりました。来年度は、赤十字ボランティアを中心に指導者養成を計画しております。
新型コロナウイルス感染症下ではありますが、災害はいつ起こるかわかりません。引き続き感染対策をしながら、赤十字防災セミナーの普及を進めてまいります!