防災教育はお任せください!防災教育事業の指導者を養成しました!
10月23日、青少年赤十字防災教育プログラム「まもるいのち ひろめるぼうさい」を活用し、学校からの依頼により出前授業を行う指導者を養成することを目的に、「埼玉県青少年赤十字防災教育事業指導者養成研修会」を開催し、埼玉県青少年赤十字賛助奉仕団*と当支部職員の21名が受講しました。
災害時は、時間の限られた中で自分たちの命を守るために、様々な角度からの発言に対し適切に判断していかなければなりません。そのためには、意見を出し合える関係づくりとコミュニケーション能力を身につけておくことが必要です。この研修では、グループワークの演習を中心に取り組みました。
限られた資材を使ってタワーを作り、高さを競う「竹ひごタワー」や、ビー玉や輪ゴムなどを救援物資と見立て、それらを割り箸などの限られた資材を使って多く運び出す「救援物資を運べ!」など、どれも与えられた時間内に人と協力しながら課題を解決していくものです。
受講者は児童・生徒になったつもりで実際に体験。その後、指導者の立場で模擬授業を実践しました。研修の最後には災害時に役立つ実技として「新聞紙スリッパ」と「ホットタオル」の作り方も学びました。
参加者からは「学んだことを活用し、少しでも県内の児童・生徒の役に立てれば良いと思う」「演習ではグループメンバーの意見を聞きながら進める大切さを理解できた」などの感想をいただきました。
子どもたちの「生きる力」を育む学校において、防災教育の重要性は年々高まっています。日本赤十字社では、将来起こる自然災害によってもたらされる被害や、失われるいのちを一人でも減らし、「人間のいのちと健康、尊厳を守る」ために防災教育を展開しています。
防災に関する出前授業を学校でご検討中の際は、当支部に是非ご相談ください。
*【埼玉県青少年赤十字賛助奉仕団】小・中学校、高等学校で青少年赤十字を指導してきた元校長・元教員で組織されるボランティア団体。「優しい気持ちを引き出し、育てる」青少年赤十字の普及啓発活動や学校での青少年活動の支援などを行っています。