首都直下型地震を想定した訓練を実施!~県内3病院と前橋赤十字病院が参加~
11月2日(土)さいたま市内を会場に、首都直下地震を想定した災害救護訓練を実施しました。
自然災害の頻発化、激甚化、広域化が懸念される中、円滑に救護態勢を整え、相互に連携して統制のとれた救護活動を行えるよう実践力を強化する狙いです。
訓練は、発災4日目の想定とし、県内外の赤十字病院から駆け付けた医療救護班が日赤の支部災害対策本部および、派遣先の医療圏の保健医療調整本部で到着報告した後、市内4カ所に設置した避難所でアセスメント(環境評価)・巡回診療を行いました。
日赤の本部では、支部職員がボランティア班や義援金班、人事班などに分かれて外部からの問い合わせなどに対応するとともに、全国の支部から派遣される救護班をどう各地に配置するかといった一連の動きを確認しました。
当日は、令和6年能登半島地震災害でも現地で活動した救護経験豊富な医師や、埼玉県保健医療部・さいたま市保健所の職員、近隣県支部(群馬)の救護班など約150人が参加し、実践的な内容となりました。
参加したさいたま赤十字病院の看護師は、「チームワーク良く活動することができました。今年1月能登半島地震災害に派遣された経験のあるメンバーがその時の経験を踏まえ、率先して指示を出してくれました。こうした訓練を重ね、いざという時のことをしっかりと考えながら職務に当たりたいと思います」と語りました。