青少年赤十字高校生メンバーが救急法を通していのちと健康の尊さを学ぶ!
2月11日、徳島県内の青少年赤十字高校生メンバーを対象に、徳島県高等学校青少年赤十字冬期学習会を開催し、7校から17名のJRCメンバーが参加しました。
今回の学習会のテーマは「救急法」。日本赤十字社が実施している赤十字救急法は、一次救命処置を行うために必要な知識や技術、急病や怪我の手当、搬送方法等について学ぶ講習です。今回の学習会では、一次救命処置のほか、止血法やきず、骨折の手当、搬送といった応急手当についても学びました。
はじめに、赤十字救急法指導員から「救命の連鎖」について説明があり、呼吸や心臓が止まった人が助かる可能性は時間の経過とともに低くなるため、その場に居合わせた人の救命手当が重要であることを学びました。その後、実際に半身人形とAEDを用いて一次救命処置の練習を行いました。
一次救命処置の実技研修を行う様子
続いて、直接圧迫止血や三角巾を用いたきずの手当の仕方について、普段使うことのない三角巾に悪戦苦闘しながらも、メンバー同士で協力しながら応急手当について学びました。
三角巾を用いた応急手当を学ぶJRCメンバー
最後は、傷病者と救護者に分かれて災害現場を想定した救護シミュレーションを行い、今日学んだ知識や技術を用いて救護活動を行いました。
傷病者役と救護者役(赤色ジャンパー)に分かれて傷病者の手当を行う様子
参加したJRCメンバーからは、「学校に設置しているAEDの位置を再確認したい」、「自分から動いて命を助けられるようにしたい」といった声が聞かれました。学習会を通して、正しい知識と勇気を持ち、JRCメンバーとしていざという時に行動できる人になることを期待しています。