中国四国各県の赤十字支部等による合同災害救護訓練を実施しました
平成26年11月8日(土)・9日(日)にきらら博記念公園(山口市)等において、
中国四国各県の赤十字支部や各種防災関係機関による合同災害救護訓練を実施しました。
日本赤十字社では、大規模災害が発生した非常時に、
「日本赤十字社第5ブロック(中国四国各県支部)支部災害救護活動相互支援の申し合わせ」
に基づいた赤十字のネットワークを活用し、
スムーズかつ的確な医療救護活動などを広域的に行えるように、
中国四国の各県を会場に合同で災害救護訓練を実施しています。
このたびの訓練では、
・山口県中央部を震源とするマグニチュード7の地震が発生し、山口市阿知須で最大震度6強を観測
・多くの家屋等が倒壊、火災等で死者及び負傷者が多数発生している
という想定に基づき、日赤山口県支部をはじめ、中国四国各県支部の救護班が集結し、
救護活動を展開しました。
2日間の訓練では、各県の救護員、防災ボランティア、各種防災関係機関総勢約450人が参集。
初日は
●山口県支部が災害対策本部を設置し関係機関との情報伝達連携や山口県に参集する
中国四国各県支部救護班との連絡調整を行う訓練
●山口きらら博記念公園に座屈ビル・倒壊家屋・衝突車両の被災現場を再現し、
消防、機動隊、自衛隊等により救出救助された方を日赤救護班が
中国地区DMAT(災害派遣医療チーム:Disaster Medical Assistance Team)や
赤十字ボランティアと協力・連携し、医療救護活動を行うとともに、
重傷者や輸血用血液製剤を搬送する訓練
●被災された方のこころのケア活動の訓練
などの実働訓練を実施しました。
医療救護活動
消防・中国地区DMATなど、他機関との連携
赤十字ボランティアも随所で活躍
2日目は訓練振り返りとして活動場所ごとの所感の発表と、
中国地区DMATとの合同で、日本赤十字社医療センター部長の丸山嘉一医師により
災害時の関係機関の活動について講演いただき、互いの連携の必要性を再確認いたしました。