【速報2】トンガ噴火津波災害 日赤から2000万円の資金援助、海外救援金の募集開始
2022年1月15日、南大洋州の島国トンガの首都ヌクアロファの北約65kmに位置する海底火山「フンガトンガ・フンガハアパイ火山」で大規模な噴火が発生し、津波による住宅の倒壊、津波・降灰による飲料水の汚染など、被災者は全人口10万人のうち8万5,000人に上ると見られています。
噴火直後から、現地のトンガ赤十字社は住民に避難を呼びかけ、発災後は災害に備えて備蓄していた1200世帯分の救援物資をもとに被災者の救援活動を開始しました。日本赤十字社は、国際赤十字・赤新月社連盟(以下「連盟」)や近隣支援国であるオーストラリア赤十字社・ニュージーランド赤十字社と連携を取りつつ支援の準備を進めてきました。
この事態に、連盟は1月23日、被災者の救援活動を支援するため250万スイスフラン(約3億1000万円)の緊急救援アピールを発表しました。このたび、日本赤十字社は、緊急支援として同アピールに対して2000万円の資金援助を決定しました。この援助計画には、被災者1万7000人に対し、保健衛生、安全な水の確保、こころのケア、家屋の修繕やテントの供給、生活支援金支給などが含まれています。現地では今もなお、トンガ赤十字社のスタッフ・ボランティアによる支援活動が続いています。
日本赤十字社では、被災された方の救援及びトンガでの赤十字の人道支援のために海外救援金の募集を開始いたしました。
皆さまの温かいご支援をよろしくお願いいたします。
トンガ大洋州噴火津波救援金
受付期間: 2022年1月26日(水)~2022年3月31日(木)
使途 : 国際赤十字・赤新月社連盟とトンガ赤十字社等が実施する噴火・津波災害の救援・復興活動を支援し、同様のリスクを抱える周辺国など大洋州島しょ国の災害対策・救援物資備蓄等を行います。