【速報】モロッコ地震:夜間にM6.8の地震が発生、死傷者多数、地元の赤十字社が救護活動開始
発災直後の混乱の中、救急車で負傷者・避難者救護に向かうモロッコ赤新月社救護チーム ©モロッコ赤新月社
現地時間9月8日午後11時11分(日本時間9日午前7時11分)、北アフリカのモロッコでマグニチュード6.8の地震が発生しました。
被害の全体像の把握には時間がかかるものの、モロッコ政府当局は発災から9時間後に632人の死亡を発表、各地に大きな被害が出ている模様です。地元のテレビ局は倒壊したモスクや住宅の様子を繰り返し伝えており、人々は余震と家屋の倒壊を恐れて外で夜を過ごしています。
着の身着のままの避難者を救護する赤新月社チーム©モロッコ赤新月社
震源に近い都市のマラケシュでも多数の被害が確認されており、人々は街の広場に避難しています。
地元のモロッコ赤新月社(イスラム圏の赤十字社)は、直ちに救護チームを出動させて、着の身着のまま避難してきた住民たちへの応急救護を開始しました。
モロッコ赤新月社は、避難住民への支援を拡大しつつ、当局と共に被災各地の状況調査・アセスメントを開始しています。