【速報】南大洋州のバヌアツでマグニチュード7.3の地震が発生、赤十字は最前線で活動中

2024年1217日、午後0時47分(現地時間)、バヌアツの首都ポートビラ近郊でマグニチュード7.3の地震が発生しました。以降、マグニチュード5レベルの余震も多数発生しています。バヌアツ保健省によると、少なくとも死者9名、負傷者200名以上が確認されています(20241218日現在)。建物の倒壊が多数確認されていることから、死者数が増加することが懸念されていますが、地滑りが発生し道路が封鎖されているため、救助活動は難航しています。

また、この地震で約8万人の方が被災し、電気や水道などの必須インフラも停止している状況です。未だに余震も続く中、多くの避難者がサッカー場などにとどまっており、緊急避難所の開設が急がれています。

バヌアツ政府は発災直後から7日間、非常事態宣言を発出しており、国際社会にも支援を要請しました。

バヌアツ赤十字社のボランティアが活動中

バヌアツ赤十字社は発災直後から緊急対策本部を設置し、赤十字ボランティアを多数動員して被災者の救援活動に従事しています。一部の赤十字ボランティアはビラ中央病院に派遣され、病院の資材や薬の整備、清掃作業などを実施しています。

画像 テントを張り急きょ設営した緊急対策本部©バヌアツ赤十字社

画像 ビラ中央病院で資材整備や清掃を実施する赤十字ボランティア©バヌアツ赤十字社

また、被害の大きさに鑑み、国際赤十字・赤新月社連盟は緊急救援アピールを発出する予定です。

引き続き、現地と密に情報交換をしながら、日本赤十字社からも必要に応じた支援を行っていきます。

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