ラオス救急法普及支援事業
インドシナ半島内陸に位置する東南アジアの国、ラオス。インフラ整備が不十分なことから、地方部では洪水や地滑り等の自然災害が頻発しているほか、都市部では経済発展に伴い道路交通量が増える一方で、スピード超過や飲酒運転による交通事故が多発しています。日本赤十字社は、2019年から国際赤十字・赤新月社連盟を通じてラオス赤十字社の支援を開始し、心肺蘇生や止血、骨折の手当など、応急手当に必要な知識と技術を広めることで、ラオスの人々の健康で安全な暮らしを守ることを目指しています。
2022年9月からは、災害や交通事故のリスクが高いにもかかわらず医療体制が十分でないラオス国内の6県の学校を対象に、第二期事業を開始しました。2023年2月には日本から救急法指導員を派遣し、ラオス赤十字社の救急法指導員21名の養成に協力しました。