【終了】2023年リビア洪水救援
多くの皆様のご協力、ありがとうございました。
9月10日にリビア東部を襲ったハリケーン「ダニエル」による暴風雨は、大規模な洪水をもたらし、国土の3分の1が浸水しました。2つのダムが決壊したことにより建物や道路、医療施設、水道システムに甚大な被害がもたらされ、4,300人以上が命を落とし、8,000人以上が行方不明であることが報告されています(2023年12月時点)。日本赤十字社は、この度の大きな災害の発生を受け、2023年9月14日より2023年11月30日まで「2023年リビア洪水救援金」を募集しました。
最終受付金額:1億4,432万5,094円
主な支援先:連盟緊急アピール、ICRCアピール(連盟、ICRC、リビア赤新月社が行う救援・復興支援活動、防災・減災活動等に使用)
皆様からのご協力、ありがとうございました。
支援の概要
リビア赤新月社は安全確保や被災地へのアクセスが難航した発災直後から立ち往生となった人びとの避難誘導や、行方不明者の捜索活動を続け、約730人のボランティアが必要な物資の配付や、水衛生キットの配備に携わりました。また、多くの人々が家族や家を失い、心理的なサポートが必要な状態であることから、これまで7,268人に、こころのケアを実施してきました(2023年12月時点)
また、赤十字国際委員会(ICRC)とリビア赤新月社は緊密に連携し、離ればなれになった家族の再会支援やご遺体の搬送・収容支援、行方不明者が発見された際に身元が分かるように、本人確認(鑑識)にかかる支援も強化しています。これまで2,317件のご遺体の管理を実施しました。
子どもたちと絵を描くリビア赤新月社ボランティア©リビア赤新月社
悲しむ被災者に寄り添うリビア赤新月社ボランティア©リビア赤新月社
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