【終了】2023年モロッコ地震救援
多くの皆様のご協力、ありがとうございました。
2023年9月8日にマグニチュード6.8の地震が発生したモロッコでは、約60,000棟の家屋が倒壊または損壊し、約3,000人が命を落としました。38万人が緊急的に避難したとされていますが、発災当初は余震への恐怖などから、屋根のない危険な場所で夜を過ごす人も多く見られました。日本赤十字社は、この度の大きな災害の発生を受け、2023年9月12日より2023年11月30日まで「2023年モロッコ地震救援金」を募集しました。
最終受付金額:2億5,775万9,232円
主な支援先:連盟緊急アピール(連盟、モロッコ赤新月社が行う救援・復興支援活動、防災・減災活動等に使用)
皆様からのご協力、ありがとうございました。
支援の概要
モロッコ赤新月社は、地震の発生直後から被災者の捜索・救護活動を開始し、マットレスや毛布、キッチンセットなどの物資の配付、心理社会的支援(こころのケア)の実施など幅広い支援を続けています。これまで、62,476人以上に人道支援を届けてきました(2024年2月時点)。
多くの人びとが依然としてテントや簡易的な住まいで暮らしていますが、被災地には標高1,500mを超える非常に高い地域もあり、厳しい寒さ対策が必要です。また、多くの村でのトイレ不足、備蓄物資が枯渇した状況から、水・衛生支援と食料支援のニーズが高まりました。緊急支援から中長期的な支援へと移る中、課題である厳冬期対策、水・衛生支援によりフォーカスし、断熱シートやテントの配付、水場の修復(16地域の138個で実施済み)やトイレ(133台設置済み)、シャワー(107台設置済み)の設置など、ニーズに合わせた支援を進めています。
ケガをしている子どもに応急手当を行うボランティア©モロッコ赤新月社
発見された負傷者を搬送するボランティア©モロッコ赤新月社
これまでの赤十字ニュース
【速報6】モロッコ地震:発災から1カ月、急がれる被災者の厳冬期対策。日赤から9000万円の追加資金援助を決定
【速報5】モロッコ地震: 被災地での大雨による災害や、気温の低下による 避難民への影響を懸念
【速報4】モロッコ地震:国際赤十字が支援計画を発表、 日赤は3000万円の資金援助を決定