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東日本大震災活動レポート

教育支援

これで安心! 児童クラブ「うみねこキッズ」完成(岩手県大船渡市)

13/06/18

 日本赤十字社が東日本大震災復興支援事業の一環として建設を支援してきた大船渡小学校放課後児童クラブ「うみねこキッズ」(岩手県大船渡市)の専用施設がこのほど完成し、6月8日に開所式が行われました。この支援には世界各国の赤十字・赤新月社から寄せられた「海外救援金」の一部が充てられています。
(写真:専用施設として完成した児童クラブ「うみねこキッズ」)

 震災後、家庭環境の変化や共働きの増加などにより、放課後の子どもたちの居場所として児童クラブ開設を求める声が高まりました。このため同小学校の父母会が個人宅を一時的に借りて児童クラブを運営してきましたが、永続的に使用できる施設ではないこと、子どもたちが住む仮設住宅とかなり離れていることによる移動中の安全の不安などもありました。
 児童クラブは同小学校の敷地内に恒久施設として完成。これにより、保護者が安心して働くことができ、一日も早い生活再建に役立つことが期待されます。
 開所式では戸田公明・大船渡市長などによるテープカットに続いて、児童による感謝の歌の披露もありました。
(写真:大船渡市長などによるテープカット)

うみねこキッズ父母会代表の佐藤会長からは「下校時の安全を心配することのない専用施設の完成は夢のようで、感謝の言葉しか見つかりません」とお礼が述べられました。
(写真:子どもたちから寄せられたメッセージカード)