14/05/21
「社会が多様化し、放課後などの児童の教育の受け皿として求められるニーズは高まっている」。
日本赤十字社が、復興支援推進事業として建築を支援してきた岩手県山田町の山田北小学校放課後児童クラブがこのほど完成。5月14日のお披露目会では、山田町や学校関係者らから感謝と期待の声が上がりました。
(写真左:山田北小学校の敷地内に完成した放課後児童クラブ)
お披露目会に参加した台湾赤十字組織の王会長は、「3年前の東日本大震災は、今でも私の脳裏に残っています。子どもたちにもう一度明るくなってもらいたい」と挨拶しました。
放課後児童クラブの建築支援は、小学生児童の保護者が安心して働ける環境整備づくりとして実施されているもの。台湾赤十字組織から寄せられた海外救援金をもとに、同町内2カ所の児童クラブの建築に、計8000万円の支援を行っています(※)。
(写真右上:王会長からは、日本が台湾に対して過去に行った支援へのお礼も)
山田北小学校放課後児童クラブのお披露目式であいさつした佐藤信逸 山田町長は、「東日本大震災から3年2カ月が経過し、当町をはじめ被害に遭った地域への支援が得られにくくなっている中、このような温かいご厚志に大変感謝申し上げます」と支援への感謝を表明。
完成した児童クラブは木造平屋建て。月曜日から土曜日まで、1日32人の児童が放課後の時間を過ごしています。
※山田北小学校放課後児童クラブには4300万円を支援。もう1カ所の豊間根地区放課後児童クラブは、平成26年12月までに完成する予定です。