14/07/23
くわ入れにはシャベルを持った園児も参加
岩手県陸前高田市で日本赤十字社が建設を支援する広田保育園(園児95人)の移転新築工事の起工式が7月14日、建設予定地である市内の高台で行われました。
同保育園は東日本大震災の際に浸水被害を受けましたが、震災後も園舎を修復して使っていました。
乳幼児が安全に保育され、保護者も安心して預けられる保育施設の整備は被災地の復興につながることから、日本赤十字社がマレーシア赤新月社から寄せられた海外救援金を活用して移転新築を支援することになりました。
新しい保育園、早く完成するといいね
起工式には日赤岩手県支部の早野義夫事務局長が出席。関係者や年長園児がくわ入れを行って工事の安全を祈願しました。
保育園を運営する社会福祉法人陸前高田市保育協会の佐藤信夫理事長は「安心・安全な場所に保育園を移転することが悲願でした。一日も早く子どもたちが過ごせるよう頑張っていきます」とあいさつしました。
新しい園舎は海抜約30メートルの高台に建設。園児がのびのびと過ごせるようにと、現在の施設より広く設計されており、いざという時の避難所としての利用も想定されています。総工費4億7000万円のうち、3億9600万円を日赤が支援。今年12月に完成する予定です。