~3つの信条と共に青少年赤十字活動を普及 全国青少年赤十字賛助奉仕団協議会総会を開催~
7月9日(火)、10日(水)に令和元年度全国青少年赤十字賛助奉仕団協議会の総会を開催し、各都道府県の代表59人が日本赤十字社本社に集まりました。青少年赤十字賛助奉仕団とは、学校で青少年赤十字の指導者として活動いただいたOBを主なメンバーとし、青少年赤十字の普及発展・加盟促進、赤十字思想に関する専門知識の研修・普及活動を目的として全国で活躍する赤十字奉仕団の一つです。全国協議会は各都道府県の青少年赤十字賛助奉仕団によって組織されています。
7月9日(火)午後から始まった総会は、平成30年度の事業報告及び令和元年度の事業計画案について審議決議され、その後9つのグループに分かれて分科会が開かれました。この分科会では「青少年赤十字加盟校の活動充実の支援」、「青少年赤十字賛助奉仕団員の増員方法について」をテーマに、地域の垣根を超え活発な討議が行われました。
翌7月10日(水)には、日本赤十字本社パートナーシップ推進部青少年・ボランティア課青少年赤十字係長が「青少年赤十字活動資金」(通称、1円玉募金)の活用事例についてネパールとバヌアツを例にとって講演しました。青少年赤十字メンバーが集めた募金は、ネパールでは持続可能な水と衛生プログラム、バヌアツでは防災減災プログラムに有効活用されている事、また、どちらの国でも正しい知識が子供たちから家庭、更には地域コミュニティへ広がっている事などが報告されました。参加者は、両国が直面している現状と募金の意義について耳を傾け、理解を深めました。
最後のプログラムであるブロック会では地域ごとの課題について意見交換し、解決に向けた建設的な議論が行われました。
全国青少年赤十字賛助奉仕団は、前身である賛助会を含めると5年後に創立60周年を迎えます。活動が長く継続する理由は、一.青少年赤十字の充実発展に協力奉仕する 一.赤十字思想の普及啓発に努め、平和な社会の実現に寄与する 一.志を同じくする人々と手を取り合い研鑽に努める という3つの信条と共に団員一人ひとりが、青少年赤十字の理念に深く共感し、根強く活動しているからです。
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