福井県立大野高等学校JRC「結」が日本赤十字社JRC賞を受賞!「高校生ボランティア・アワード2024〜共に生きる未来〜」報告レポート
8月6日(火)、7日(水)、公益財団法人風に立つライオン基金が主催する「高校生ボランティア・アワード2024〜共に生きる未来〜」の全国大会が開催されました。
この大会は、日々地道なボランティア活動を実践する高校生たちの"発表・交流の場"として行われているもので、「誰かの役に立ちたい」という同じ志を持った高校生同士がお互いの活動や問題意識を共有することにより、さまざまな問題解決につなげていくことが期待されています。
今年度の全国大会では活動発表交流会(予選大会)で選ばれた88団体から約600名の高校生が東京に集まり、日頃実践しているボランティア活動を発表し、交流を行いました。
日本赤十字社もその理念に共感し、青少年のボランティア活動がさらに促進されることを願って2022年から本大会の特別応援を行っており、今回は福井県立大野高等学校JRC「結」に日本赤十字社JRC賞を贈りました。
越前の小京都として知られる福井県大野市は、キャッチコピーに「結の故郷(ゆいのくに)」を掲げています。その大野市にある福井県立大野高等学校は、幕末の大野藩「明倫館」から始まり、現在は大高(だいこう)の略称で地域の皆さんにも親しまれている歴史ある学校です。
JRC「結」は北信越地区で開催された令和3年度全国高等学校総合体育大会の準備委員として、来県者のおもてなしを担当した生徒たちが大会終了後も「人の役に立ちたい、何かできることはないか」と考えボランティアチームを立ち上げたことをきっかけに結成されました。
現在の部員は19名で、その多くが合唱や美術、弓道やスキー、図書委員などほかの部活動や委員会活動を兼務しています。
部員たちは兼部で磨いた得意分野をチャリティー合唱コンサートやチラシの作成、多世代スポーツ交流、古本市の開催などに生かしながら、和気あいあいとした雰囲気で、日々、JRC(青少年赤十字)活動に励んでいます。
今回のボランティア・アワードでは『ふるさとの恵みでお助け ~水と繊維と「すこスコーン」~』をテーマに発表した、地域の伝統食材を使ったスイーツの開発と活用、東ティモールやパキスタンへの支援活動などが、世界に目を向けながらも、郷土を大切にし、地元のつながりを生かして斬新な視点で取り組んだ活動であり、JRCの態度目標「気づき・考え・実行する」とも合致していたことから、日本赤十字社JRC賞が贈られました。
アワード当日に出席した大野高校JRC「結」のメンバーからは
「これからもさまざまな人の役に立てるよう、後輩たちに活動を引き継いでつなげていきたいです」
「今大会で他校と交流をしてさらに知見を広げることができました。この経験を生かし、今後も地域のため、世界のために活動を続けていきたいです」
「JRC「結」に加入し、今までよりもっと人と人とが助け合う素晴らしさを学びました。卒業後もこれまで行ってきた活動を誇りに思い、大人になっても困っている人を助け、支え合い助け合える社会を作りたいです」
といった感想が寄せられました。
なお、ボランティア・アワード2024では、大野高校の他にも次のJRC加盟校が各賞を受賞しました。
香川県立三本松高等学校 香川県高校生献血ボランティアネットワーク(高城れに賞)
山陽学園高等学校 JRC部(テツandトモ賞)
徳島県立阿南光高等学校・徳島市立高等学校 緑のリサイクルソーシャルエコプロジェクトチーム(泉谷しげる賞)
千葉県立八千代東高等学校 JRC部(SOMPOケア賞)
福島県立平工業高等学校 生徒会(DREAM WORLD HEALTHCARE PROGRAMME賞)
宮城県柴田農林高等学校 千桜部(堺ライオンズクラブ賞)
青森県立三本木農業恵拓高等学校 COW飼う'S(DNP大日本印刷賞)
市立札幌藻岩高等学校 Limit free monster(東京巣鴨ライオンズクラブ賞)
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