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東日本大震災活動レポート

血液センターの活動

福島で献血が再開

11/04/22

 福島市にある福島県赤十字血液センターが4月18日、震災で休止していた献血の受け付けを再開しました。まだ余震が続いていることから、通常より多くの看護師を配置して揺れに対応できる体制をつくるなど、安心して献血をしてもらえる環境を整えて採血を行いました。
 
 一時的に献血者が増加すると、輸血用血液の安定供給が困難になる恐れがあるため、事前に予約された方のみ受け付ける方法で業務を再開。同センターでは今後もいっときに集中しない継続的な献血を呼びかけています。
 
 「献血が始まるらしいと父から聞いて来ました」という20代の2人姉妹は、普段から献血を習慣にしていて、献血センターの看護師とも顔見知りです。16歳から献血している姉は4月20日が誕生日。「25歳になります。今日は会社が休みだったので来ました。献血は楽しいし、患者さんのお役に立てるので、ぜひ皆さんにやってほしい」。妹さんは「今は献血する人が多くて、断っている状況とニュースで聞きました。たくさんの人が他人のために何かをしようと思っているということですから、良いことだと思います。福島県は被災地ですが、自分のできることからやっていきたい」と静かに熱い想いを語っていました。
 
 県内の会津血液センターは同25日、いわき血液センターも同26日から献血が再開されましたが、郡山駅献血ルームは地震被害の復旧工事のため休止しています。

(写真:再開された血液センターでさっそく献血)