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東日本大震災活動レポート

ボランティア

赤十字広報特使(女優・藤原紀香さん)の活動(10)
祝!南リアス線の一部再開

13/04/10

 赤十字広報特使の女優・藤原紀香さんが4月2~3日、東日本大震災で被災した岩手県の沿岸部を訪問しました。紀香さんが東北の被災地を訪ねるのは7回目、同県訪問は3回目です。

復興めざす一番列車に乗って

 津波で大きな被害を受け、不通となっていた三陸鉄道の南リアス線(釜石~盛)が3日、約2年ぶりに一部の運行を再開。
 クウェート政府から日本赤十字社に寄せられた海外救援金(原油の代金相当額約400億円)の一部が、運行再開に当たって新車両導入や駅舎整備などに活用されたことから、紀香さんも開通式に出席しました。

 紀香さんは大船渡市の盛駅から3両編成の一番列車に乗り、各駅のホームを埋める沿線住民の皆さんに手を振りながら、待ちに待った再開を喜び合いました。折り返しの吉浜駅では来賓の駐日クウェート大使らとともにくす玉を割って、新たな出発を祝いました。
 同線と北リアス線(久慈~宮古)は来年春、全線復旧する予定です。

大槌町仮設住宅で笑顔の交歓

 前日の2日には、岩手県庁に達増拓也県知事(日本赤十字社岩手県支部長)を訪ねた紀香さんは、ホットタオル作りやノルディックウォーキングなど、これまでの被災地での活動を報告。
 「被災直後からの支援に感謝します。地元の底力と(日本全体の)つながりの力が合わさって、復興の力になります」という知事の言葉に、紀香さんは「岩手の底力を全国に伝えながら、これからも被災者の皆さんのサポートに尽くします」と応えました。

 この後、沿岸部の大槌町を訪ね、碇川豊町長に町の状況などについて聞いた後、仮設住宅でのこころのケア活動にも参加。住民の皆さんとリラクゼーションに取り組んだ集会所からは、終始笑い声や大きな歓声があふれていました。